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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[88] 思い出の海
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

砂浜に書いた二人の名前と相合い傘
押し寄せる波に流されて
すぐに消えてしまう

そんな風に思い出なんて
儚いものなんだ
愛する人のためせっかくアプローチしたのに
惜しくも無駄になってしまうことだってある

あれから何年経ったか今も思い出すよ
水平線にゆっくり沈んでいく夕陽
君の手の温もり
風に揺れる君の長い髪
すべての場面が昨日のことみたく蘇ってくる

君は言ったね
二十歳になるまで待っていてと
僕は言ったね
じゃ約束だよ
小指と小指で指切りげんまん
約束だ…
約束よ……
あの日のキスは忘れてない
甘く切なくどこか淡い味

思い切り騒いだから
少し疲れて
帰りの車の中
君はぐっすり夢心地
渋滞に引っかかって
窓を開けたら
涼しい夜風が頬を撫でた
口に出した君の名を
この胸にずっと刻みつけよう
カーステレオを止めて
君に優しく笑いかけた
あの夏の夜。

2006/12/16 (Sat)

[87] I love omelet
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


くずれないように
そっと包むよ
君と僕との愛を包むよ

黄色いオムレツの薄皮に
二人の愛を閉じこめる

熱々のオムレツの出来上がり
火傷をしないように
召し上がれ!

I love omelet。

2006/12/16 (Sat)

[86] 恋愛構想曲
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

寝起きの頭で想い描くよ

二人の未来を

僕ら二人は二年後には晴れて夫婦になるわけですけど

少しでも不安をなくすために
今からでも考えとこう

恋愛構想曲。

2006/12/16 (Sat)

[85] ホットココア
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

母は毎朝おまじないのように
僕を揺り動かして
無理矢理に学校行きなさいって言いながらたたき起こす

階段を下りて一階に来れば
いつもリビングの机には
淹れたばかりのホットココア
湯気が僕に飲みなさいって言ってるようだ

でも
時が経って一人暮らしを始めたら
母のあのおまじないも聞こえなくなった
自分でココア淹れても
あの味じゃないんだ
母(あなた)の淹れたココアじゃないと

今日はなんの日か知ってますか
僕の母が亡くなってから
早くも二ヶ月ちょっと過ぎた
そして今日があなたの三回忌です
少しだけ小さい正装に着替えて
お寺まで急いだ
涙を拭って少し塗れてるよれよれのネクタイを締めて。

2006/12/16 (Sat)

[84] 愛ともう一つ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

愛、以外にもう一つほしいとしたら
僕はなにをほしいと言うだろう

何気ない生活の中で
君を見てたらそんなことが頭をよぎった

愛ともう一つ
僕がもう一人ほしい
なぜって言うなら
僕が仕事に行ってる間
君を守る人がいないから
僕がもう一人いれば安心だろ
現に気が気じゃないんだ
だから僕はもう一人の僕がほしいよ

でも
叶わない願い
無謀な望み
だけど
一つわかったことがあるよ
年がら年中ずっといくら愛する人でも
好きな人でも顔を合わせていたら嫌になるよね
君の自由な羽を伸ばす時間を奪いたくない
僕が一人でよかった
君を泣かすとこだった
まぁ有り得ないけどね

愛ともう一つ
何もいらないよ
僕には君さえいれば幸せなんだ
これ以上何かをほっしたら
きっと僕が僕じゃなくなるね
だから何もいりません
愛ひとつだけで十分です
このままなにも変わらなくて結構です
僕一人だけで間に合ってます

愛はやっぱり一つがいいな。

2006/12/16 (Sat)

[83] 24色の色鉛筆(後半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

きっと君の存在は無駄なんかじゃない
だから自信を持ってよ
胸を張って生きてごらん
悲しみさえ乗り越えて
雨雲さえ突き抜けて
見える朝焼けへと
望んでいた未来へといこう。

2006/12/16 (Sat)

[82] 24色の色鉛筆
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

君の代わりなんて何処を探したっていないんだ
君がいなくなったら君はもう永遠に還らない
どんなに悲しんでも
どんなに願おうとも
君は還ってこないんだ

だから
一人一人が尊く掛け替えのない存在なんだろう
世界にはきっと僕の知らない何かが広がってて
色んな人々が溢れていて
色んな不思議(ぎもん)が転がってる
だから簡単に不幸だとか不幸せだとか理不尽だとか言っちゃダメだと思う

地球が廻るのと同じ速さで
僕の心臓も脈打っている
それぞれが違う輝きで光りながら
悲しくたって生きようとしてる
自分の於かれた境遇(うんめい)を受け入れながら

この世界には僕と似たような人はいるかもしれないけど
全く同じ人はいないんだ
だからさっきも言ったように一人一人が掛け替えない未来の希望なんだ

何処までも羽ばたくよ
折れそうな羽でも
それでも羽を広げるよ
強い雨の日も日差しが眩しい日だって
休むことなく羽ばたき続けるよ
願い続けた夢という荷物を抱えて

24色の色鉛筆の一本でも欠ければ
文房具屋まで買いに行くしかないように
それとはまた違うけど
一つ一つが大切な役割を果たしてる

2006/12/16 (Sat)

[81] 幸せの色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

何気ない朝に君と向かい合わせに食べる朝食

カーテンからやわらかく注ぐ木漏れ日
僕が一番なにも考えずにホットできるそんな時間

ときには傷つけ合い
ときには励まし合う
そんなことすべて併せ持った魔法の笑顔

コーヒーカップの縁についた口紅の痕を拭い
恥ずかしそうにはにかむ君はまるで天使のよう

何もかも忌み嫌う時間があるなら
すぐさま何もかも愛せるような時間に変えて
汚れのない心で君を抱きしめたい

空がオレンジ色の服に着替えて
僕らの瞳に燃えるような赤い太陽を映している
今日も一日ご苦労様でした
すべての頑張りが報われそうだ
この一瞬で悲しみも美しく彩られる

君の空はどんな色をしているのですか?
僕だけに教えてください
晴れた日の青や夕暮れの赤や雨降りの灰色
空は様々な色を僕らにそっと見せてくれる
どんなときもそばにいて

愛し合う僕らに色があるのだとしたら
きっと
言葉じゃ表せない
決まった形のない
それぞれが思い描く色
幸せの色さ
君と僕の色さ。

2006/12/16 (Sat)

[79] 人を好きになる気持ち
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なんだろう
人を好きになる気持ち
胸苦しいよ
息苦しいよ
どうやら僕は君に恋してしまったらしい。

2006/12/15 (Fri)

[76] 選択肢
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今、誰を信じればいい?

今、きみに何ができる?

目の前にある二つの光

その周りを取り囲むように広がる暗闇

僕ははたしてどちらを選ぶのか

自分でもわからない
決められないよ

どちらも同じくらいに大切なんだ
でもどちらか一つの光を選ばなくちゃイケないみたいだ

そして
僕は手を伸ばすよ
右か左か
上か下か
赤か青か
それは誰にもわからない
それは誰にもわからない

それは運命だけが知っている

僕にもわからないんだ

今、僕に微笑みかけるのは誰?

2006/12/15 (Fri)
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