詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時たま想うんだ
僕らの生きている意味なんてあるのかなぁって
きっとその答えは人それぞれで生きる目的も追い求めてるもの望んでる願いも違うんだろうな
だったら僕はこうして君と歩く道の中に
生きることに対して
君自身に生きる理由を託そう
きっと生きることは楽じゃない
辛くて嫌なことばっかだけど
きっと見つかるはずさ
生きていてよかったと思える何かを見つけられるはずさ
だから
僕は唱うよ
僕という人間の存在意義を唱うよ
君も一緒に唱おうよ
僕たちという生命の尊さを唱おうよ
二人で唱おうよ
夜更けまで。
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炬燵が恋しくなってくる季節になって
君はまるで猫のように
炬燵の中に足を入れてうたた寝
恋しき炬燵
同じくらいに
恋しき貴女
冬の寒さに凍えそうな僕に
キスの代わりにくれたのは
そんな何気ない
君との生活の中で見つけた
幸せな瞬間。
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僕はPierrot
弱虫なPierrot
いつも
君に頼ってばっかしのPierrot
笑ってることで悲しみを紛らわせるしかない切なさに時たま涙が止まらなくなって
君に当たってしまうこともしばしば
だけど
僕はPierrot
ただのPierrotでしかない
玉乗り、ジャグジー投げ、マジック
今日もいろんな芸をして
お客さんを楽しませる
ただそれだけのPierrotでしかない
Pierrotに愛はいらない
必要なのは
気持ち悪いぐらいのsmileだけ。
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僕はシアワセだけどフシアワセ
きっと僕なんか比べものにならないくらい
フシアワセな人が五万といるだろうけど
僕はその中のランク外で存在してる
フシアワセな人
家があって
家族がいて
温かい食事を食べれることが
シアワセなのか
誰かを傷つけて
何かに苛立って
また誰かを傷つけて悲しくなる
それがフシアワセなのか
もう一度よーく考えてみるんだ
世界は広いから
色んなフシアワセとシアワセが溢れている
だから
ちっぽけなことなんだよ
君が抱えてる悩みは
世界じゃちっぽけなことなんだよ
視野を広げてごらん
よーく見てごらん
君の悩みが小さく見えてくるから
それでもフシアワセには変わりなくて
悲しいかな
傷みは消えないけど…。
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僕が求めていたのは
こんなありがちな幸せじゃない
特別な愛がほしかった
友達止まりの仲じゃ辛いよ
下の名前で呼んでくれはするけど
名前を呼ばれる度切なくなるんだ
君が好きなのは
俺じゃない
彼奴だろ
どうして貴女はそんなに優しいの
責めたくはないさ
本当は
恨みたくはないさ
本当なら
だけど
彼奴が疎ましくて
彼奴が羨ましくて
どうしても嫉妬してしまう
僕らが友達じゃなく幼なじみと呼ばれていた頃
好きだと伝えればよかった
悔やんだってもう遅いけれども
追いかけ続けた
君という夢に
とうとう届かなかった現実を見た
遠き夢 遠き幻
あの日 あの頃
追いかけてた夢
つまり君を想い続けていたことは忘れよう
忘れられるか
自信はないけど
忘れることで素直に君におめでとうを言える気がするから
忘れるとしよう。
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何もかも捨て去ったはずなのに
何一つ捨てれてなかったことに気づいた
何よりも君のこと
大切に想ってるのにな
何故か心が満たされないでいる
やがて来る
愛という名の温もりまで
走り出す止まらずに
君への想い抱いたまま
輝く未来へ走っていく。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
悴んだ両手に息を吹きかけ
白くなった街を歩いていた
もう季節は冬だね
言わなくてもわかるくらいに街は冬の色をしてる
それぞれが願った想いは空へと舞い上がり
サンタクロースにプレゼントを配らせる
あの日願った
ただ一つの願い
ほしかったラジコンよりも
もっともっと大切なことなんだ
それはなくしたはずのお母さん
ごくありふれた幸せをくれた
とっても大好きな僕のお母さん
どうして願いは届いてくれないの?
毎年願っているのにお母さんは帰ってこない
ねぇパパなんでママは帰ってこないの
パパはただただ僕の頭を撫でて
瞳を濡らして笑っていた
僕に届いたもの
それはラジコンカー
お母さんじゃない
何でだろう何でなんだろう
お母さんはどうして僕にあってくれないの
幼いときそれがどうしても不思議でたまらなかった
大人になってようやくわかったよ
お父さん…。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人はたった独りじゃ生きていけない
だから愛という逃げ道をつくる
今日も昨日と何一つ変わらずに
太陽が地平線に沈んでいく
人は追い求める何かがないと生きていけない
だから無理矢理に誰かに愛と名付けてそれが夢だと本気で語る
明日も今日と同じように
退屈なだけの日になるだろう
そんな風に生きていて楽しいはずがない
それでもいいとロクに考えることもなく
君を愛せるわけもなく
二人はあの日別れた
悲しんだり涙することもなく
二人はあの日別れた
2ヶ月だけの恋物語。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
信号待ちをしていたんだ
青になると同時に早足に歩き出す
車の行き交う冷たいアスファルトの上を
白と黒と灰色と透明
僕の瞳に映った色
雨が日が落ちるにつれて
つよくなるって天気予報士がブラウン管の向こうで言っていた
都会の街に
雨が降りしきる
涙と区別が付かないくらい
たくさんの雨が降ってた
夜も昼も朝も
代わり映えもなく
ただただやるべきことをこなしてくだけの毎日
嫌気がさしたんだ
それでも生きてたんだ
言葉にすれば長くなるほど嘘をつき続けてきた
降り注ぐ雨と
寂しい帰り道
家へ行く道がとても長く感じた
初恋葬送曲。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君と僕との間にある年齢差という仕切り
僕はぜんぜん気にしてないのに
君はいつも周りの目を気にしていた
僕の心は薄曇り
君の心も薄曇り
そのうち雨が降り出して
現実に負けた
君が涙を流す
理想に敗れた
僕は途方に暮れる
何もかもを嘘だと割り振って
現実から逃げていただけの臆病者だった
逃げ続けた結果がこれだ
知らしめられたよ
これでもかというほどに
年上のボクと年下のキミ
僕がしっかりしなくちゃ
君を守れない
君を愛せない
だから僕は今夜、迷いに決着をつけるよ。