詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
涙を流すのはきっと本当の優しさを知るために流すんだよ
本当の悲しみを知る人は本当の痛みも知る人だから人にも優しくできるんだ
この涙は今は冷たいけれど
少しずつあたたかくなるんだ キミを愛せるようにやけどしないくらい適度な温度に変わるよ
涙はどこへ流れていくのかな
涙を流せば大半のことは許されてた時代はもう過ぎたんだ
過ちは邪魔くさい責任をともなう
ボクはもう大人なんだ
でも忘れてない
あの涙 あの夜の事
無意味じゃない誰にも馬鹿には出来ない
あの涙は あの涙だけは
笑顔よりも親密な仲をもつボクと涙
いつからか閉じ込めた感情とともに消えた涙 今はどこにいますか?お元気でしょうか
涙は死ぬまで一緒だと言ってくれた
悲しみは尽きないから
死ぬまで寄り添うよと真面目な顔で言ってくれた
だから もうたずねない
涙の行方
消えた涙の行方
悲しみが降れば
幸せじゃないか
それなのに恋しい涙
喜びにさえあらわれやしない。
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ボクは魚 魚 魚
世の中にくいものにされる魚 魚 魚
明日の昼にはまたボクは夕飯に並ぶ
魚 魚 魚
悲しい魚 魚 魚
魚だよ。
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ボクのよく知る青春はきっと夏の中にあるよ
あの懐かしい蝉時雨の彼方にあるのさ
今も耳をすませばほらどこからか聞こえてくるだろう
長い田舎道をキミと二人自転車転がして帰る夕暮れにそっと渡したラブレター
遠い日の幻
キミを今でも愛してるよ
夏は過ぎてもまた巡りくるから
夏はボクをいつも懐かしい気持ちにするから空に花火があがればキミのこと呼んでしまうよ
そんなボクはキミのいた夏にまだ心を奪われたまま 今もいるのさ
遠い日の幻
夏の幻
遠ざかる蝉の鳴き声
薄れてく意識
窓から吹き込む風
カラカラ回る扇風機
ボクの夏はもう終わります
キミを忘れられぬままでずっと忘れられぬままで
夏はボクに幻を魅せる
とても綺麗な。
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誰にでも言える事だとしても
当たり前でありふれてる言葉でも
それは大切な事だ
それは素敵な言葉だ
だからボクはキミに言うんだよ
何度も何度もその言葉を言うのはありふれてるからこそすぐに当たり前だとうぬぼれる自分を諭すため
戒める心
今 ボクはキミに言うよ
そのためならどんな時間も割いてかまわない
ボクはキミのため
そしてボクのため
その言葉にすべてをつめこんで魂から言うよ
小さくもなく大きくもなくちょっと離れていても聞こえるようなちょうどいい声の高さでうたうようにキミに届けたい
「愛してるよ」
ユーフォーエバーラブ
タイミングなんて無視して図々しく愛を届けるよ
「大好きだよ」
そう誓った瞬間からボクらの物語は永遠になった
ユーフォーエバーラブ
いつまでもいつまでもどこまでも続くはずだ
ボクらがこの愛に泳ぎ疲れない限り続いてゆく
きっと続いてゆく
ボクらなら続いてゆく
続けてゆける
よって 愛は次週へつづく
死んでもつづく
そんな不器用なうたをキミに今 プレゼントするよ…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どんな今を生きててもその人にしか咲かせられない花がある
その人しかもってない種がある
その人にしか叶えられない夢も叶えることもゆるされない夢がある
その人にしかたどり着けない場所がある
それが未来だ
今を生きる全ての人へ
ボクは歌いかけよう
今 生きるボクもまた
ボクもその中の一人
抜け駆けは出来ないのです
今 同じ 夜明けが同じ瞳に映る
キミにもわかるはず
ほら 綺麗だろう?
みんなあの景色を手に入れたくて今はまだ咲かない花を見返りもなく頑張ってるんだ
だからぜひ キミも…
そうだ ボクも
がんばらなくちゃならないんだよ。
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今日も辛いことも多々あったけど
とりあえずはこうして生きていられるから
ボクは幸せだよ 涙がでちゃうくらいに
うまい言葉なんて要らないや それよりボクの中にいる内なるボクともっと話をしよう
お休み ただそれだけで夜は不思議なくらいに終わるんだ
そんな些細な時間さえ僕には宝物
数秒のあいだに僕は生まれ変わる
目を閉じて 目を開けたら次の瞬間にはもう朝でビクつくほど信じられないほどひどい寝癖のボクがそこにいる ぼやけた頭をかきむしりながら
夜明けはもうそこまで近づいてる
キミには見えるかな
悲しみも喜びも今はひとつに混ざり合いどちらも同じ愛で受け入れられるようになったんだよ
大人のあかしはボクには手に入れられなかったけど
それでももっと大切なものボクは手に入れた
あの夜明けのようにボクにもいつか昇るかな
目も疑ってしまうほどの光を…
一秒ごとにキミは新しいキミになる
明日にたどり着く頃にはたくさんの一秒ごとの変化によってキミはもっともっと美しくなるはずだ
ボクが認めたキミだから
一秒のキミへ 今
伝えたいことがあるよ
ボクはほかの男より断然生活力も経済力もないけどキミを誰よりも愛してるって事だけは誰にも負けないつもりだから
ほかの欠点 キミが見て見ぬふりしてくれるなら一緒になろう
ラララ…
ジョーダンっぽく聞こえるならそれはキミの みんなの思い過ごしさ
ボクはいつまでもキミのことなら本気だよ
だから 一緒になろう
ああいやとはいやとは言わせない。
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ナイフで夜空に切れ込みをいれたみたいな三日月が僕を照らしてる
其れは其れは代わり映えのないいつもの夜
いつもの静かな夜
いい詩はまた思いつかない
だから光が見えるまで
何度でもここに記す。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あれからいくつ歳をとって
あれからいくつ年を重ねて
ここまで来たけど
僕は何が変わったのか
あれから何を学んだというのかな
この旅の中で同じ高さを屋根から屋根へと飛び移りながら暮らしてきたけど
あれから僕はどれだけ理想の僕に近づけたんだろう
今 目覚めた 朝
新しい地図を広げて
うまくいかなかった日々をそこに垣間見る
はじまりとおわりをあきるほど繰り返してあれから今までを僕はイメージする
そんなことの繰り返しで日々は過ぎる
さり気なく淡々と気づけばこんなところにまで来てしまったよ
来てしまったよ
今もまだ旅の途中
その中で出逢ったおしゃべりな 九官鳥が少し目障りだけど
愛してる 愛してる
今もいつも
そしてそんな感じでいつか幻になるまでストーリーは続いてゆくのさ
夜明けに朝をさがして今日も地面を蹴りあげ飛び立つワンデイ
いつか幻になる物語のある朝に今日も目覚める まだ街は眠りの中 スリーピングタウン
ボロロンとギターを爪弾けばやがて僕にも第二の眠気がやってくる
くだらないくらい
馬鹿らしいくらい
単調な日々
特別な事などない
不思議な事などない
順調な日々
繰り返してゆく日常
淀みなく、日常
明日もいつか幻になるため
わかっていても笑う泣くのオンパレード
サーカスは続く 続く
何歳になっても
いくら時が過ぎても
季節越えても
そこにはいつもの僕がいるだけだ
予想しなくてもわかる わかる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
誰かがそこにいる
確かに私にも見える
幽霊じゃない 足はあるから
確証はないけど私が見るからにきっと人間である確率は限りなく100パーセントに近い99パーセント
跳ね上がるその微妙な確率であなたはそこに存在して私もここにいる
現に 現に 現に
命ひとつ 不思議なものさ
この世界に影を落とすだけで僕は形を保てる
まだ生存者
生き残り
もしや死に損ない?
いやな言い方はよしてくれ
とりあえず
幸せだ
それで良いじゃんか
命影たしかめて
今日も生きてる事
確かめられたら笑ってやるよ
私を作った神様
私は私を信じるから
あなたも私を信じて
だから私はあなたに願いをかける
見えなかろうとあなたはいる どこかで私らを見守ってる
そう思うから
今日も私らに生きるチャンスと時間をくれ、な?
あなたはうなずきもせず今日も私らを生かす
たまに裏切る
そんなあなたにありがとう
なんて優しいのだろう
やっぱり神様は出来が違うね
命をありがとう
あなたがくれたなら恩にきります
親と並ぶくらい私はあなたを愛してる。
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正義はここにあらず
答は世に在らず
真の正義は存在せず
答も世に在らず
私らはそれをあらわす言葉も下手くそ
頭はニワトリ 二、三歩歩けばすぐに忘れる馬鹿な人間
ICチップは旧型のチップ
猫型ロボットより性能は悪い
不備だらけの欠陥アンドロイド
ヒューマニズムよりエロリズム
其れでも基盤は完璧で
これでも土台は保証付き
大工の親方も
電子工学の博士も
たまげてひっくり返るほどの精密すぎる身体はニワトリの頭じゃ解けない
精巧すぎるゆえ不備もある
そこが人間の才能
神はとんでもないものを生み出した
偶然はおそろしい
この思考意識はすべてを凌駕する
微妙で繊細でとても絶妙でかつ完璧な生き物
それが我ら人間である。