詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
予報にもない突然の雨に降られ足並みももたつく帰り道
ひとり道ばたで見つけた花を見てた
この花はこんなにも小さいのにけなげに咲いている
こんなにもこんなにも綺麗に
ずっと君を愛してる
僕もけなげに
君だけを
たんぽぽが咲く頃は春でしょう
それ以外の季節には咲かないのです
ならば僕の思いが花を咲かすのは
春ですか 夏ですか
秋ですか 冬ですか?
どの季節ですか?
もうあれからかれこれ十数回は季節はめぐったけど
いまだ 音沙汰ない恋
こんなにほほにあたる風はあたたかいのに
胸の中に吹く風は寒々としてひどく冷たい
春のはじまり
ページの端をつまんでおそるおそるめくる
春のはじまり
たんぽぽが咲く頃
この思いも咲くかな
不安と期待が入り混じる春に僕は惑う。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕たちは新しい物を常に馬鹿みたいに求めてる
古い物より新しい物を
だけど古い物には新しい物にはない良さがあって
たとえば別れた彼女を思い出すのと同じようなことだ
君は小さく手を振って僕にまた逢おうネってつぶやいた
あの約束は今も君はおぼえてるかなあ
古い記憶だけれど
君は誰より僕のことを愛してくれたよね
思い出を振り返れば君は誰より僕にふさわしかった
ような気がしても
今さら 今さらだよ
新しい彼女はとても現代の毒素を吸い込みすぎた女
古い彼女はとても今の彼女なんかよりずっと素敵だった
君と同じ思い出を共有し変わらない毎日を歩めていた幸せに今になって気づいてもただ悲しくなるだけ
せつない胸に風が吹いた
予報にもない雨がほほを濡らした
ああ
痛いほどわかった
「新しい彼女より古い彼女」
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明日も悲しくてもまた今日みたいに少しすればイラだちも消えてすぐ笑える
笑顔は戻ってくる
少し離れてただけだから
僕はなんてことはなくあーあ疲れたななんて笑える
罪悪感は風に吹かれてどこかに消えた
なんで怒られたかなんてもう忘れたほうがいい
それが眠るまえに考えることだよ
大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫
何度もくじけそうな自分を励まして笑っていこう
これはつくり笑いじゃない
自分を守るための笑顔だ
つよいつよい笑顔だ
明日も明後日も変わらず僕は僕で僕らしく僕をやってる
誰よりも僕らしく生きるのがうまい僕は僕らしく生きる以外生きられないからどう生きようと僕らしくなる
だから僕は明日も僕のように生きて生きている
そんな気がする休日の終わりの日曜日
しめくくりはこんな気持ち
寂しいようなすばらしいような気持ち
今 再び 胸にじわりと滲み広がる
ささげるラプソディ
届け嫌みなくらいの晴天へ
晴れても曇りでも雨でも絡み合う心の中
かき乱す不安に揺れる
そんなたくさんの思いがめぐった日曜日
恵まれすぎたことを憎んでいる僕だった
そんな僕でした
気がつけば昨日の僕を鼻で笑う僕がいる
そんな日々なのだ。
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僕の彼女は魔法使い ホウキでは飛べないけど
ふしぎな恋の魔法で僕を虜にしてしまう
一目で好きになる
心はもう君のもの
何もかも捧げてもいいとさえ思う
こんな気持ち 生まれてはじめて感じた
呪文はカンタン愛してる
それだけ唱えれば魔法の杖もなにもなく僕は君の虜 恋の捕虜さ
また僕をドキドキさせてよね
その恋の魔法で
何度でも 何回でも魔法にかけてよ
僕の魔法使い
僕も君に魔法かけるよ
イチニのサンで君は僕を好きになる
愛! 愛! 愛! 愛してる
君の名は愛子ちゃん
ふしぎな女の子
クルッとパーマの女の子
好きだよ 永遠に
魔法は解けていたのに
最初から無かったのに
僕は君をまだ愛してる
僕は君を昔から愛してる
それがきっと恋の魔法
ふしぎな魔法
魔法なんかじゃないんだけど魔法仕掛けかと疑ってしまうようなふしぎな気持ちをホウフツと感じさせる
君は だからさ
魔法使いなのね
誰でも恋をしたら
愛し合ったなら
魔法使えるのよ
ふしぎな恋の魔法
そうさ BABY・BABY
「愛してる」って呪文ひとつで恋に落ちる二人
魔法にかかる男と女
未来さえ互いに明け渡す
そんな二人が描く未来はきっとバラ色
だから僕らも魔法に身をあずけた
すばらしい恋の魔法に僕らはかかった
今も 明日も いつまでも
ずっととけない魔法にかかってる
操られてんじゃないんだ
自分の本当の気持ちから愛し合ってるんだ
ばかばかしくないさ
ちっとも恥ずかしくないさ
だから愛し合ってるんだ 僕ら
何千年も前から決まってたんだ
出会い恋に落ちること
何億年も前からわかってたんだ
こうしてふたりで笑いあう今
とうぜんの結果だよ
だから笑いあおう
悲しみ 笑い飛ばそう
愛の愛の魔法でさ!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この焼け付く砂漠都会のどこかにあるという渇いたのどを潤す愛という未知のオアシス
はやく はやく
逢いたいなあ
はやく はやく
触れたいなあ
なあ なあ?
シャングリラはシャンデリア
オアシスはクライシス
東京は遠くからじゃきらめく街
されど近くに寄れば生ゴミの街
僕には合いそうもない一年中ずっと冷たいクールタウン
フィールダウン
気分は上々
体温は低下
水もなんかまずい
食事も合わない
僕にはふさわしくない!
このシャングリラ!
住めば都というけれど僕には住めば住むほど嫌な街
東京!
単に僕だけがたまたま合わないだけかもしんないが!
東京!
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白百合のような美しいあなたの純白のドレスを一目見たいな
鮮やかすぎる未来を望んでるわけじゃないけど隣に君がいる未来ならどんな未来でも僕には天国さ
天国はどこにあるのかな?
君が無理なく笑える 僕も躊躇わず笑える
そんな未来が そんな世界が天国だ
本当の極楽(しあわせ)はそこにある
なにも望まないよ
余計なもんは
君がいてそれなりに暮らせればそれでいい
欲望は身を滅ぼす
物欲は心を腐らせる
私欲は人を変える
だから 君が
そうさ 君が
君だけが僕の隣にいるにふさわしい人
君だけが僕を天国に連れて行ってくれる人
小指を見てみりゃ赤い糸が結ばれてるよ
君の小指にもあるかな 運命の赤い糸
見えなくてもあるよって笑って言ってほしい
赤い糸はもともと見えないものだから見えなくておかしくない
そして運命はもともと自分らでつくるもんだから見えないのさ 赤い糸
でもあるよ
ここに
二人の愛なら
ずっと いつまでも
君の隣にいれるなら死ぬこともこわくないよ
それまでの壊れそうな時間も楽しく優雅に過ごせそうだね
コーヒーをお揃いのカップで飲みながら
なくなりゃ注ぎ足してまた飲むみたいなきりもない毎日を歩めれば
それだけでもう素晴らしい人生 望みはもう無い
願ったり叶ったり
そして僕は言うだろう
君の前
天国はあなた自身ですと
そしたら君はなんて言うかなあ
今から楽しみだ
欲望にもしもすべて狂わせられたら狂った時計を修理に出すみたいに二人狂ったぶんだけやり直してみよう
きっとできるさ
壊れた時計も直るさ
天国はいつでもここにある
望めば扉はひらく
そして僕らはゆくんだ きらめく宇宙へ
きりもない旅へとくり出すんだ
答はいつも変わらずひとつだけ
聞きあきるほど耳障りなほど君だけを愛してると…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
正しいことは窮屈だ
吐き気がするほどいやなもんだ
でも正しいことは正しいという自分を消せないな
正しいことは身につければイヤでも役に立つ
正しいルールを頭にたたき込めばずっと僕の人生を明るく明るくしてくれる
でも正しいことはいつになってもとても窮屈でわずらわしいものなんだね
正しいことをいう人の声がなんだか正しいことなのに雑音に聞こえてしまうのは自分の中に正しさを訝しむ自分がいるからだ
正しい常識
ありふれた正義
子供の時に習った当たり前なこと
それは時として僕を助け時に傷つける
正しいことも正しすぎてしまえば当然じゃまくさくなる
それも正しさだね
だから正しいこととはいえ教わったことをまんまするのじゃなくよく考えて考えて正しいことをするべきだ ちょっと難しいね正しさの応用編大人の永遠の課題です
ルールを守りつつもそれが本当に正しいのかと自分に聞いてみるのも忘れずにしようね
それからさ
なんでも
正しさはどこにも落ちてない
期待しないで目をそらさないで
君の中にある光
それが正しささ
どこにもあるはずはない
君の中にある見えない光
それが正しさなんだから
ありふれた正義
馬鹿にしないで
守れるもんなら守って頂戴
車が来ないなら赤信号で渡るのも許される
そんな正義どこで聞いた?
みんながやってるからかい?
正しさのカタチをねじ曲げるな
わずらわしいけど少し考えてゆこう
「僕には…」なんていわずに さあ。
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あれは六月のことだった
予定にもない悲しい出来事が予告もなく君を影も残さずに盗んでいった 今も記憶に新しい消えない傷跡
まるで子供のように君のはしゃいでた声
今もそこにいるように気がするよ
隠れてないででてきてよ
あれはそう
僕らが学生だったとき君が靴箱でちょうど帰ろうというとき僕は君に言った 話があるんだけど…あの瞬間から始まっていた恋ははかないものだね
大人になんかならなきゃよかった
そういっても君はもう空の彼方
指先も届かない人
それでも僕の心の中で今でもきらめく君との思い出は大切なメモリー
忘れられるわけもなく忘れちゃいけない
それだけが君がいたあかしだから
僕の手元に残ったものがあるとすればそれだけ
悲しいけど夢のようだった
そんな終わりかたイヤだよ
本棚の上の君の写真がこっちを向いて笑ってる
開け放した窓からそっと吹き込む夕暮れの風が涙を誘う
カーテンを巻き上げる風に君のゆくえをたずねてみてもきっと風はなにも言わない
それはもう君がこの世にいないことをあらわしてる
理屈など抜きにして君の帰りを今日も待ってる僕をばかだね
君が帰るまでこの部屋はずっと雨
どんなに晴れた日も僕には雨と変わらないから悲しみはずっと癒えません
そんな見苦しさに君は泣くかな笑うかな
そんな僕を見たら君はどう言うかなあ
でも君は誰よりも僕のこと愛してくれただから僕も途中で君を愛せなくなったなんて言えないのです
麻薬のように何度も思い出に酔う
夏の空の下 照りつける陽射し
匂いを嗅いでみれば思い出はかすかなラベンダーの香り
泣きたくなるくらい君の香り はらんでる
僕はまだ君を愛してる
君の思い出を忘れられない
君はもう存在しない人なのに
約束はしたはずなのに運命はなんて残酷なんだろう…
いつまでも許せそうにないな…
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あなたとこうして笑いあえることが幸せ
些細なことから喧嘩してもまた仲直りして笑いあえることも幸せ
悲しみがつれてくるのは涙流すさよならだけじゃなく始まりもたまにつれてくる
幸せもパンパンに膨らみすぎた風船みたいな幸せじゃ悲しいよ
だから腹八分目の幸せ
そのくらいがちょうどいい
だからきっと僕ら笑いあえるんだね
毎度のことながら喧嘩しても仲直りできるんだね
やっとわかった
悲しみはそれを教える試練であると
だから僕は幸せでいられるんだと 今も
ほら僕 君も こんなに幸せ
些細なことなのに泣けちゃうくらい幸せ
なぜかわからないけど幸せ
このぶんなら明日も変わらず幸せ
僕 のうてんきだから雨降りでも笑えるから
雨に濡れても笑ってダンス!
雨に濡れながらステップ ステップ!
それでいいんだよ。
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生きている
それだけで上等
それ以上は望まない
生きている
ただそれだけ
それだけを望む
あなたが傍にいるだけで僕はなによりも幸せだから
これからもあなたが傍にいるならばこの幸せはずっと続く
あなたのおかげだよ
ありがとう
愛してる
また明日も言いたいな
誰よりあなたを思えるあなたの隣であなたのことを愛せる
そんな幸せが僕は幸せ
そのためのしわ寄せもまた幸せ。