詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
心がすごく寒いよ
君がいないからかな
季節はもう春だというのに恋ひとつなくしただけで今の僕はしだれ桜みたいに前かがみにうなだれてる
ねえ 君も僕とおなじように心寒い思いをしているのかな
胸に手をあてて自分自身に聞いてみる
それはないだろう
いつも君と暗くなるまで眺めていたきれいな景色 夕暮れ
今日も沈むよ 大事なもの欠けたような今ひとつぱっとしない真っ赤な夕陽が
君がいない景色はとてもさびしく見えます
元気でいるのかな
それさえ知ることのできない僕はだだ昔を思い出して思い出にひたるだけ
とても見苦しいね
ばかだよね 僕は
だだ一人 恋人をなくしただけで夕暮れはどうしてこんなに切なく見えるの?
たぶんもうこの世界で君と僕が笑っていたようなあの景色は見れないだろう
あの景色だけが僕の一生で最後の本当の幸福と呼べる景色
幸福という名の風景
幸福という名の風景
過ぎ去った今では懐かしいけれどそのぶん現実は残酷すぎて思い出すたび悲しいね
きれいな思い出さえ涙でにじんでゆくから…君。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
そんなもんでいいだろう とりあえず今日は
こんなもんでいいだろう 問題はないはずさ
いつも期待されるのは想像以上の結果です
人に期待するのも人から期待されるのも
そこには自由という概念は無い
絶滅した言葉
最早 死語
形だけの自由
今日もゆらり
穴ボコだらけのもろい屋根の下 傘を差す
こんな僕に救いはこの先ありますか?
泣いたぶん何か見返りはあるのかい?
そんなことばかり期待する僕は欲望まるだしのただの強欲な人間
気づいてしまった瞬間に人のこと言えないと知った
カレンダーは風が吹いてきたように次々に日々をかっさらい僕を大人にしてゆく
それなのに僕自身がその流れを無視するように拒むように子供みたいな態度で心のおしゃぶり取れない
いつまでもハイハイばかり 立ち上がろうとせず成長しないのさ
成長したくないのさ
そんな僕に名前つけるなら
今風がいい
そう あきらmen's
あきらめるのだけは駿足
そのくせ 好きなことにだけは積極的
面倒くさがり屋の馬鹿な
わかってるのに
わかってるのに
成長できない
したくない
今日もだだをこねる
心の中で
ゆりかごの上で
そんな僕に言うよ
明日こそは
明日こそは
あきらmenna!
そろそろ
あきらmen'sは卒業しようよ? 僕よ!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
影さえも入れない影よりどす黒い混沌を探して
いろんな場所を歩き続けた 誰も居なさそうなマンホールの中を覗いたり
影の薄い人にあこがれて
完全とはいかなくてもギリギリ影の見える人と友好を結ぶ
そんなキチガイみたいな世界に僕は染まりたかった
少しでもこの平行線且つ常識まみれの世界でふしぎを見たかった
愛じゃもう満たされない
いつ叶うかもわからない夢じゃもう待てない
だから僕はきれいなだけの光よりなにか神秘的な闇に惹かれた
なにも見えなくはない
目を閉じればいくらでもイメージは広がる
マンガより活字ばかりで埋め尽くされた小説を読む
絵にばかり期待して活字にふれることがなくなるから
僕はあえてなにも見えない闇の中でイメージの光を見いだす
誰に軽蔑されてもいい
親に勘当されてもいい
闇は唯一の僕の居場所
相応しく似合わしい場所だ
マイホームより深い安らぎはそこにある
きっと
光を求めれば闇は濃くなる
ならば僕は闇に飛び込む
同化するように
僕は闇に染まる
だから惹かれて惹かれて僕はその中で気持ち悪いくらいにんまり微笑むのさ
青空を見上げたって変わらない雲の流れがつづくだけ
ならば
僕は闇に身をゆだねる
幸せの中 微笑む
悲しみも見えないから楽だと 微笑む
よけいな喜びも見れなくなるけど
それでも 微笑む
僕はもう 光にはかえれないし太陽の下の光をあびれない
闇の住人だから。
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ただ生きている
そのたしかな事実それだけで幸せだな
こうして君と笑いあえる
これ以上幸せを求めたりしたらきっと神様に嫌われてしまうだろう
幸せはきっと一生のうちで量が決まってる
しかも自分じゃコントロールできない
配分もできない
だから気まぐれにおとずれては消え去るのさ
それでも愛してる
素晴らしき我らの日常
嫌いになることなんかつかの間だから
ずっとずっと僕らもケンカばかりしてるわけじゃないように愛したいときもある
そんな繰り返しがやがて必要だと知るときが来るさ
回り続ける季節も
たまに止まる雲の流れも運の善し悪しも
素晴らしい
そう思えばこそこの涙も光り輝く宝石になる
宝石なら素晴らしい
僕の瞳からは今日もきれいな宝石が
素晴らしき素晴らしき我らの日常に敬意をひょうして幸あれと願わん。
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人生は本を読むようなもんだね
今生きてる途中はつまり読んだぶんだけページの角を三角に折るようなもんだ
明日もそうやって生きたぶんしるしをつけてく
それは終わりある物語だからいつか読み終えてしまうけれど
それも人生の味ってもんだよ
ガムだって噛み続ければ味がなくなるし
飴だって舐め続ければ溶けてなくなるよ
だからそれと同じに人生にも尊い終わりが定められている
いつとは言えないけれどさ
今 僕らが描く新しい明日
真っ白いページに
少しずつ
そうちょっとずつ
描くよ 色を塗るよ
昨日とは違う変化を求めて つけて
日記みたいに変わりゆく日付の下にイラストなんかつけて描くんだ 描くんだ
ワンブックストーリー
一回きり ひとりに一冊 だいたい読み切り百ページ
どんなに小さく文字を描いても無意味さ
あとで拡大されるから嘘もバレるのさ
ワンブックストーリー
今日も僕は苦しみも悲しみさえそこに記すだろう
僕は僕とこれからも。
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アタマの中のキャンバスでいろんな色を混ぜ合わせても見つからないんだ
僕が本当に届けたい思い
キミの喜んでくれる言葉
笑顔さえ浮かばない
イメージさえできない
想像とは遠く及ばない未来が今目の前で僕をねらってる
揺れる花がひとつ
そのとなりではかなくも可憐に揺れてる花がひとつ
しあわせ草…
僕らみたいだ
僕の好きな花
君のことだよ。
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会えた数だけ僕らは本当の愛を知り本当の僕らに気づく
また会えば会ったでケンカしてしまうけれど笑いあい愛しあうこともできる僕らだから
今 僕らは会えたその喜びに笑うだけ
ケンカしてもすれ違ってしまう前に君の心に 僕の心にお互いに愛を種をうめるよ そのまま離れていかないように
二人が二人であるため
このまま そのままなにも変えずに旅を続けよう。
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君が僕の光ならば
君じゃないとだめだね
君が僕の救い手なら
運命も信じられる
つながっては
すれ違って
ギリギリ 皮一枚でつながって
そしてキスして
そんな日々がもしイヤんなったら
きっと愛は終わりさ
でも運命じゃなかったとは思わないのさ
愛と運命は別物で
決まりなく愛し合う心に生まれる
だから君じゃなくても運命だといえば運命になるんだ
でも君ほど強い運命性を感じた人はいない
それだけは信じてね
マイガール
君の涙 拭えなかった
さよならする前に
罪な僕だよね
傷は互いに残る
大きさは違うとしても
悲しみは同じ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
白と黒の選択にせまられて今日もはじまるモノクロの一日
YESかNO それ以外は求められてない
どうやら僕はついに終わりらしい
どちらも選べない僕はこの世界じゃ悪だから
狂ったような夏の陽射しのようにゆがんだ光の中でひとりぼっち生きていくよ
なにも選ばず なににもとらわれず
ただ思うまま生きていきたい
それだけなのにそれも許されない世の中ならいっそ抜け出して出口をさがす旅にでる
僕はひとりぼっち旅にでる
船出は今から
穴のあいたカバンに適当なものつっこんで自転車でゆく
無謀な旅と言われてももうはじまっている 止められやしない
風に吹かれ宛もなく心のコンパスがさす方へ
狂った時計を投げ捨てて時間にもなにもとらわれず僕はただ心のまま進む
俺は小さな 小さな
アリンコみたいな
くだらなく大切な思いひとつ背負ったとれじゃー
それじゃもう行こうかなとれじゃー行こうかな
はるか向こう
光が僕に手を振って
呼ぶかすかな声
したような気がした
だから行くのさ
たとえなにがこの先僕を待ってても
頼りなくても自分を信じてく 信じてく
我はとれじゃー
勇気ある冒険者。
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僕の一秒が君には貴重なんだね
たかが一秒されど一秒
無意味なんてことはないさと時計を見つめて君は言うんだ
一秒で変わる気持ち恋してる 愛せる
君の心が刻む正確なその時間に僕という時間がプラスされて少し君は戸惑う
それでもその一秒で僕らはうまく笑えるさ
一秒で仲直り
一秒ですれ違っても
一秒だって積み重なれば山のように長い時間になる
一秒だけでも貴重なんだ 大事なんだ
一秒の君に恋をして
一秒の間に恋をして
僕らはひとつになる
一秒の中で恋をする
一秒の内に恋をする
僕らは手をつなぐよ
そしてまた僕はきりもなく
甘くせつなく一秒の君に恋をして
時に波のように引いては遠くなり押しては近くなり
そんなふうにつづいてく日々がまた一秒ごとに君をきれいにしてゆく
まるで遠近法の恋
奥行きがある動く絵画
その先にいつも笑う君
時に涙する君
ああ 僕はそんな日々が 君が大好きだ
言葉になんてできやしないかもしれない
だけど この好きの気持ちだけもっとうまく いつか 伝えられるように 一言だけ 小さな数秒にかけて僕は言ってみせるから 待ってて
一秒がただ折り重なり長引いただけの世界で
一秒ごとに表情を変えていく摩訶不思議な世界で
僕は一秒ごとに成長し
君は一秒ごとにきれいになる 光り輝く
その時間にだけはうそ偽りはない
その言葉にだけはうそ偽りはない
一秒の君に今
僕は誓うよ
いつか一秒の長いような短いような終わりに寄りかかるまで
一秒の世界で今
僕はうたうよ
一秒より短くはかない時間をもったどんな時間でも見飽き足らないずっと見ていたくなる君だけに誓うよ。