詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
雨上がりの空に架かる虹の橋が今日も咲いたよ 僕の町にも
きれいな七色の虹でさえ悲しい気持ちじゃなんだか悲しげ
せっかくの喜びだ
楽しい気持ちでむかえなきゃ喜びも意味がないさ
悲しみなんか悲しみなんかその場しのぎでいつもみたいに笑って忘れちゃいなよ
喜びの時間は悲しみも誰にもじゃますることはできないさ
虹が悲しみのあとに咲く笑顔なら僕らの顔にも虹が架かる
笑顔が代わりさ
虹は雨のあとに咲く空からの贈り物
ほらまた空に虹が架かった
だから悲しみのあとの喜びはこんなにも味わい深い 仕事したあとのビールみたいなもんだ
悲しみはいわゆる喜びという最高の料理を引き立てる調味料みたいなもんだ
隠し味の代わりだ
すべからく戴こう
空からの最高のもてなしを
花見ならぬ
虹見だ
洒落込もう
酒に団子に
君とふたり
寄り添いながら
虹の下
ただ違うのは虹はすぐ消えてなくなる
けれど僕らの愛は永遠の虹だってことだよ
どーぞ忘れないでね
僕からのメッセージ
君へのメッセージ
どーぞ忘れないでよ
虹はいつもふたりの心に架かっていますから愛が薄れそうになったときには虹を見て思い出そう
あの笑顔を
昨日までのふたりを
もしも修正つかなくなった時がきたならもう一つの虹がきっと救ってくださる
ふたつの虹
今 重なりあう
僕らのように
七色どころか
千にも 億にも
輝いて
鮮やかに
今 また
ふたつの虹を繋げる
きれいな半円を描きながら虹は架かる
ふたりの心に橋を渡すように。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
やさしい人になりたい
今 あなたのために
どこまでもどこまでも
続く海のような
大きな心を制御できるような人になってみたい
僕は頭の上に葉っぱのせてみてもタヌキやキツネじゃないから化けられないけれど人間なりに心の内側から新しく化けようと想う
少しずつ変わるよ
今 君のために
それがずっと変わらない永久の姿勢になるように自分でも願いながら僕はバケる
ああ あなたのために
ただ あなたのために
今 そのために 今なんだ 変わるのは
さあ 迷わず変わってしまおう
やっぱりやさしくて
やっぱりあたたかい人がいいだろう誰も
だから僕はだから僕は自分のためでも変わるのさ
わき上がる変化を感じながらドロンする。
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やけに眠りが浅い夜
ぜんぜん眠れない
瞳孔は完全にひらきっぱなしさ
トイレもちかいし
このごろいいことも何もないし
なんだか生きている意味がなくなったようだね
それでも生きているワケは知らぬが仏
だから聞かれても応えようがないなあ
鏡に映った自分の姿に涙が出るほどすがったあの夜 まるで鋭いトゲのように僕の心に突き刺さった
月はきれいだけど
話し相手としてはこたえてくれないから会話も成立しない
だからだからだから結局はいつも悲しいひとりごとを繰り返す
俺ともう一人のドッペルゲンガー
同じ口の動きで同じことを言っている
ああ 悲しいなあ
ああ 切ないねえ
ああ 儚いのさ
あいつもこいつもそいつもどいつも嫌い
僕が好きなのは自分だけだからどうぞお構いなく、友達や恋人などおよびでないよ
自分の涙に同情しては自分の悲しさに憎しみ抱いて自分をいつでも愛してるスタイルで僕は僕を抱きしめる
やっぱり
悲しいなあ
切ないねえ
儚いのさ
だけれど自分は自分
だけど素晴らしいほどの脳天気ぶりで誰か照らせたら…
ひそかに想うのさ
ひそかに ひそかに
想うんだよ
そんな悲しさ抱えたまんま生き急ぐ週末の十字路(クロスロード)
行き交う人の列は終わらない
行き交う人の目は冷たい
何を求めて何を目指して人は生きる?
僕には関係ないね
なんて想う
週末クロスロード
赤になる前に
青のうちに
進まなきゃ
歩き出さなくちゃ
人生の横断歩道の前
その勇気だけが全て
その勇気が鍵なんだ
一歩、あと一歩
こわいところを切り抜ければそこは素晴らしい楽園なんだ。
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何もない 何もない ここにはボクらだけがいるだけ
見事に何もない
何もほしくない
何も要らない
君さえいればボクはいいからどうか死ぬまでこの手を離さないでいてね
欲望むき出しにした心は貧しい結果しか呼ばないから
それならボクは大好きなあなただけいれば満足だから
ずっと一緒にいてね
ずっと一緒にいようね
悲しみも喜びもお互いに感じあって外敵からお互い守りあって
美しい蝶になりましょう
いつか願った蝶になりましょう
ふたりでさ
だからずっと一緒に
だからずっと一緒に
愛しあうんだ
ただ心が求めてる
あなただけ
だだ心が求めてる
君だけを
もう涙はふいて
風に吹かれながら
黄昏て空を見上げよう一生一緒に生きていこう。
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誰かにとってはほんとくだらない他人のおままごと
どうぞご勝手にしてくれよなんて失礼さ
だけれど僕らにはそのくだらないって気持ちの何倍も何十倍も大切な大切なストーリーなんです
だからケンカもするよ
だから行き違うんだよ
だけれどそれは本当のこたえを探すためで
他人同士がそもそも親しくなるなんてこと難しいとわかりきってるけどそれをわざわざ笑いながらしている僕らは不思議な世界の中 ただ青いものは青くしか見えないあたりまえでなんのおもしろみもない常識の上 単なる偶然がつくりあげた生活の中 楽しいこと考えて 今僕は恋をしてる君に
誰かが一番最初にそれをやったように
それより多分 高度に狂おしいくらい本気モードで
ただ今 僕は君に恋愛中 札をかけなきゃ 心の扉の前に
誰もほかの女の子と間違っても寄り添わないように
なんか恥ずかしいね
でも聞いてほしい
たとえば星がいつになく綺麗に見えるとある夜にでもね
大切な大切なストーリーなんだ
いくら言葉にしたって君への愛は僕のどんな言葉でも愛してるは愛してるにしかならず星の数もこえられない
愛にはきっと終わりがない
いつかの昔、神様が人々に愛の種を授けるとき一生愛の限界がこないようにしたんだね
それくらい愛は重いのさ
命をあずかるなら医者よりずっと重いのさ
そんな気持ち
今 ぐっと ぐぐっと ぐぐぐっと 胸を灼く
ため息が薄紅色に煙る雨もどこかやさしく降る
くだらないことだ
たしかにね
だけれど
素晴らしいことだ
愛しあうって
時期が来ればわかるさ
僕らはきっとどんな生き物よりも愛しあうことの素晴らしさを知ってる
愛しあうためにあるこの気持ち 無駄にすることはないだろう
だから僕はこの気持ち捧げる人に君を選んだ
たった一人の君にさ
まだくだらないっていえるのかい?そこの人
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恋をして
恋にやぶれ
金も底をつき
職をなくした
君の父にも嫌われ
せっかく出逢った君と早くもお別れかもなんて思ったら
君は僕の手を引いてリードしてくれた
父はだめでも母もだめでも私があなたを愛すから全然ゆるされた恋だわ
なんて不適に笑った
この街を飛び出して
あの街も飛び出して
明るい場所からどんどん離れて
僕らは暗い森の中へ
どん詰まりの現実へバタフライ
それでもあなたが傍にいれば百人力
ちっとも寂しくないわ
だからあなたも私の傍にいてよね
私、あなたを信じてるからさ
わかった
わかったよ
あの子とは大違い
君がやっぱり
君がやっぱり
運命の人だったんだね
これからそれが証明されるんだろう
今 薄々 感じてる
明日には鮮やかに感じてるだろう
あなたが傍にいればいつまでも運命は運命のままあり続ける
運命は自らが決めるものだから見いだすまでわからないのよ
あなたはあなたは言った
僕は決めたよ
そんなあなたを
一生 愛しきろうと
もう 一文無しだけれど君を幸せにできないかもしれないけれどやというほど傍にいるだけならばまかせてよ
ずっと続く悲しみ
ふたりでその痛みを分かち合って
ずっと続く喜び
ふたりでその素晴らしさを感じあって
大事なこと 日々だんだん形になる
土を削り化石を掘るみたいに 毎日だんだん真相に近づく
いつかわかる
いつかはわかる
それまで
頼りない月明かりの下で僕ら貧しささえ吹き飛ばす愛の光で周囲の目も気にせず勝手気ままに法は守りながら人徳は大事にしながら輝いていよう
とてつもなく長い夜にとてつもなくまぶしい光が終わりを告げるそのとき
愛は動き始める
歴史もまた新しい局面へ流れ始める
あなたが傍にいればそれは確実に僕らの元へといつか。
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二人 こっそり真夜中に家を抜け出して
普段なら行けないような場所へゆこう、どうせ明日は二人ともお休みだ
化粧なんかおしゃれなんかいいから君の素顔が存在がもうすでに完成された美の形
大丈夫
じゅうぶんきれいだよ
そのままでも
まるで二人の乗るバイクは宇宙に向かってるように感じた
二人の笑顔が
二人の喜び受けとめる心が
きらめく気持ちの正体
プラネタリウムだ
まるで僕たちの瞳に映る景色は作りものなんかじゃない
ほらキスするタイミング逃さないように僕から君に迫るよ
さあ目を閉じて
カーテンは閉めて
二人だけの世界
暗幕の向こう側で
星座を描こう
ボクらの夜空に
ボクらの夜空に。
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これは限りない限りない愛なのです
でもね容易には伝わらない
それくらい重い重い愛なのです
あなたに伝えようと
あなたに届けようと
してもいつだってあなたに届くのは言葉だけの愛
こんなにもこんなにも愛してるのに
伝えられるのはただ愛してるというだけの言葉
嘘か本当かなんて一生一緒にいてもいつか裏切られるかわからないなんて気持ちでいても楽しくはなれないね
だから二人はいつまでも互いの本当の気持ちが言葉どおりの愛なんだと気づけない ただ見えてるかのように愛だの何だの言うだけだ
人はだれも心に光と影を抱いて生きてるから怪しんだり疑ったりするのは仕方ない
だけれど見えない気持ちだからこそ
見えなくても心を伝ってわかるから誰かのことを信じられる
嘘だとわかってても愛したいという気持ちがあるならばそれは本当以上の真実になるように嘘じゃないのならそれは本当以上の真実以上の真実になるんだよ
そうやってボクらの日々は続いてゆく
いつまでもいつまでも弱音を吐いたり弱音を聞いたりしながら
二人は二人の中にらしさを見つけ愛し方を捜していくだろう
いつでもいつでも愛し方なんて見つからないといいなと自由な風に吹かれることに好みながら
それでも二人は二人の掟の中でギリギリにその掟を守り暮らしてゆく
とあるおとぎ話の愛しあう恋人たちのように決して決められたストーリーからはみ出さずいつまでもいつまでも君を当たりまえに愛していたい
いつか届くならばそんな思いをまず先に届けたい
これは紛れもなく限りない限りない愛なのだから
限りない限りない愛のようにボクはただ限りなく君を愛すだけなのさ
君が 君だけが
好きだから
君を 君だけを
愛したいから
当然の結論だろう。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
上から読んでも下から読んでもまったく同じ言葉 世の中にはある
たくさんある
しんぶんし
トマト
とか
だけれど上から読んでも下から読んでも同じだけでなんの意味もない
だけれど人間に重ねたら上からも頼りにされ下からも頼りにされる
そんな人間がそういう同じ言葉と同じなんだろう
よくわからないけれどそうなんだよ
きっと。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ありふれた愛の言葉なんてばからしいと本気で思ってました
だれも伝えたことがないような歴史上にも例がないような
とびきりはみ出した言葉で君をまいらせたい
そう思ってた
だけれどたとえば君が転んで一人じゃ立てないとき
僕が挫けそうな君の気持ちまで立ち直らせてあげられたら
いいなと思うから
今はありふれた言葉の素晴らしさを痛いほど知っている
大丈夫とか
ありがとうとか
愛してるとか
好きだよとかね
たとえばこんなありふれた言葉でも君が言ってくれたなら不思議と違うふうに聞こえるから不思議だ
心から思うよ
だから 今も未来もいつもいつまでもずっと二人のままで悲しみに打ちひしがれる日もおだやかな日さえも二人のままで生きていきたいと願いまでささげたの
ありもしない信仰心とあるはずもない誠実さの中でただひとつだけ君へのたしかな思いひとつを言い訳にお星さまに願いをささげたのさ
今日はなんだか涙もろい夜だ
君の助けがぜひ必要だ
そんな気持ちが僕をおそう日はぎゅっとただぎゅっと抱きしめてほしいよ
こんなにも弱くてえらそうな僕をまたふたたび黙らせて
もう君を好きだってこと以外言えないように君を傷つけさせないようにぎゅっとただぎゅっとあからさまに公然の前でもいいから
二人のままで二人のように二人らしい形を二人の力だけでそこに描こう
今は指先さえも届かないくらいはるかな愛の完全な完成の日を夢みながら若い今はただ愛にだけ忠実でいよう
それだけでいいから
血迷いすぎて焦りに二人傷つきあいキスもしないうちからさよならすることが無いようにいつまでもいつまでも見つからなくてもいいくらいの覚悟で愛をいつまでもいつまでも探してよう
きっと愛は永遠に見つからない
目の前にある君こそが愛の全て
目の前にいる君こそが僕の全てだから。