詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君に恋をしたけど
僕はなにをすりゃいいのかわからず
ただ好きだという思いを抱えたまま
打ち明ける勇気もなくそのチャンスさえつかめないまま
幾度 過ぎた日々
蹴飛ばした思いよ
返り咲いた気持ちよ
桜が散るまえにどうか君に届けたいんだ
あきらめては先には進めない
ピンク色に染まってこんなにも見事なまでに咲いてる恋桜 なのに僕ってやつは…
それでも
好きという気持ちにはためらいが付き物
まるで影のように僕の心に落ちた涙
意気地のない僕が伝えられるのか
そればかり気にしちゃって
君の姿を遠くから見るだけが精一杯で
淡い気持ちはにじんで行くばかり日毎に切なさを増しながら
天秤はどちらにかたむくこともなく水平をたもったまま落ち着いた
それも恋
伝えられなくても恋だぜ
でも悲しい恋だぜ
校舎の影でひとり泣き崩れた夕暮れよ
今では恥ずかしい思い出
蹴り飛ばした壁が少しもへこまない
自分の弱さにため息すら出ないな
恋桜 春を見送るように散っていく思いの化身さ
さよならと手を振って僕は新しい明日へ旅立つ
叶わなかった恋は終わりじゃない始まる前のささやかな痛みなんだ
そう思ったらなんか泣けてきたけど大丈夫
未来は思うほど悪くない気がしてる
涙流すことは消えなくてもキズ跡は残ってもちゃんと明日に行けるから
きっといつか僕にも春はおとずれる
そう今はぬぐえぬ悲しみ紛らわせ眠らせるだけ
またこの気持ち起こすまで眠らせるだけ
来年に持ち越しだ
そのときは今年よりずっと見事に咲くだろう
願いながら目を閉じる
桜の花びら 舞う校庭のまん中で。
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君のことはこの世界に生まれる前から好きだったよ
なんてきれいなうそはきっと僕らには要らないね
わざわざ好きだよなんて言わなくても僕らはわかってるんだ
お互い 気づいてる
つめたい風の吹く街で
僕らは 出逢うから
さりげなくただ
何気なくそう
僕らは愛し合って抱き合ってゆく
素晴らしい未来まで歩みだしていく
陽気なステップで
行くぞ
行くぞ
行くぞ
僕は行くぞ
僕は行くぞ
素晴らしい未来まで。
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命の音が刻まれた日から数えて終わるまでのあいだに過ごす時間が光り輝いて
命のはじまりを告げる音も命の終わりを告げる音も同じ尊さと同じ重さをもつのに人は笑ったり泣いたり逆さまだな
命が始まるのは
素晴らしいかい?
命が終わるのは
悲しいのですか?
終わりは何かの始まり
でも命は砂時計とはわけが違うんだ
一回きりのはかない時間
だから 始まりは素晴らしい
泣けちゃうくらい素晴らしい
なので 終わりは悲しいんだ
もう二度とお目にかかれない人だから
僕は命を見つめてる
その人を見つめてる
僕は人を見つめるように
僕は命を見つめているよ
命の始まりを聴きながら
命の終わりにも耳をかたむける
聞こえるはずもないその音を賢明に聞き取る
目をそらさない
耳をふさがない
それが人のすべて
僕は命の音を愛したい いつか止まっても聞こえなくなっても
ドクドク心臓が刻む脈拍を
時計の針のような静かな音を
聞き続けたい
この耳で 心で
スピーカーボリュームあげて
うるさくないその音を安らかなその音を最後まで聞く
それが人を愛し
それが人を慈しむ心
そう思えたら
僕も命の音に気づけるかな
新しい命 その鼓動
君のおなかの中
動き始めてる
素晴らしい音だな
まるで
素晴らしい音だな
世界一すてきなメロディ
誰もかなわない自然的なメロディ
何度聴いても新しいメロディ
命の音
今 聞いているんだ
下手な音楽聴くより心が休まる
今 満たされてるよ
まさにそうだね、リラクゼーション
ライフ サウンド
まさにそうだね、スピリチュアル
ライフ サウンド
心から癒されていく
体中 毒がぬけてく
早く生まれてきて
僕の名前を呼んで…
その音の奏者よ
その音の発信者よ
僕のダイヤモンドよ…
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今日も歩道に影を映して僕は帰る
僕が涙を流せば影もまねをして涙を流す
でも涙をぬぐえば影もぬぐうから
ほらお前から泣き止め
影はお前が泣き止まないと泣き止めないと言う
道はまだ続く
悲しみの影のほうはまだぬぐえそうもないが明日も笑えるように気力を余して
影よ 僕のまねをするならお前も俺が幸せになったらまねをして 家族を増やせよ
言われなくてもそうなるだろう
家族が増えりゃ影にも家族も増える
そのときは
そのときは
ひとりじゃないな
影さ 影さ 影さ 影さ 人なんて影みたいなもんだ
嬉しいばかり
影さ 影さ 影さ 影さ 命なんて影みたいなもんだ
悲しいばかり
もって百年ほど。たったそれだけの時間を人はどうしてこんなに精一杯生きるのか、わかるようで難解だな
一握の砂を少しずつ地にかえす
そんな毎日が僕には苦痛だった
都合のいい楽園はどこにもない
どこにも悲しみが存在するから
せめて少しでも笑顔でいられる
そんな場所を求めて影と歩く
時に暗闇に遮られたら影は消える
朝 起きるとまたいる
そんな影と二人
いやひとり?
歩く
悲しくても
影よ 行こうぜ
誰に話しかけてんだ、僕
影に 話してんだ
孤独な翼で行けるとこまで行こうと思う
弱まることはあっても決してやまない雨の中 降られて 濡らされて 僕は行くよ
どこまでも
悲しみを心に映して
影というもうひとりの自分を連れて
歩き続けよう
歩き続けよう
その先に求めるこたえはある
影、かく語りき。
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生きるのがいやなのに無理に生きさせる必要はないと思うけど世の中はいつでもきれいごとでおさめようとする
逆にそれが災いしてる
「生きていればそのうちいいことが…」
じゃいつあるの?
もう何年も過ぎたよ
変わらないよ
もういいだろ?
聞きあきたよ
死なせてよ
惨めなだけだよ
信じさせるな
止めてくれるな
生きるのが正しいなら僕は間違いをおかしてもいい
決して生きるのが正しいとは思わないさ
生きることはつらくてとても悲しいから
それでも死ねずにいる僕はきっと生まれてしまったという概念にとらわれ
いつの間にかすり付けられた生きていく正しさを頭の中で消せずにいるよ
苦しいとこから旅立つ痛みにさえ我慢できない
だからいっそ生まれてこなきゃと思うんだろうね
それが生きている痛み
それが生まれてしまった被害だよ
ペチャクチャ耳の奥できれいな言葉ばかりが雑音みたいにひびく
確かに喜びは素晴らしい
確かに生きていくのは素晴らしい
でも今の自分には先のことなど見えない
たとえ何十年あとにある喜びがわかってたとしても今の苦しさに耐えうるだけの力はないんだ
よわくつよく生きている 強気にも弱気にもなる僕で
時に死にたいなんて戯言をほざく僕
でも生きていてよかったともほざく僕
矛盾したそんな気持ちこそが僕を一番苦しめてる
定まらない現実
わからないこたえ
絡まるばかりの今
少しずつ年老いて
少しずつ死に近づいて
僕はあと少しで
僕はあと何日で
死ねますか?
僕にはあとどれくらい
僕にはあと何日
猶予がありますか?
生きるにのも死ぬのにも前向きな僕
だけれど矛盾してるからどちらにも結局決まらない
だから僕は生きることも死にたい気持ちとも手を切れない
宙に浮いたような現実でただぼんやり虚空を見つめ過ぎていくばかりの日々を数えてる。
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カンタンなようでむずかしいことさ
むずかしいようでカンタンなことさ
そんな不思議な問いかけにこたえよう
それはきっと正解なんかないからどっちでも正しくてどっちも間違ってるんだ
その道の先は行き止まりなのか
その扉の先はつづいてるのか
いったいどこに向かってるのか
わからない
わからない
わからないから行ってみよう
カンタンなようでむずかしいことだろ
むずかしいようでカンタンなことだろ
生きるっていうのも
生き続けるっていうのも
死を選ぶってのも
死に逝くって道も
選択肢としてならおおありさ
その人が選んだ道
その人が決めた答
間違いじゃない
でも
正解でもない
他人には間違いでも
その人には正解だ
なら正解か
いややっぱり間違いか
わからない 決まらない
だから他人にはどうとでも言わせとけ
どうせ他人はわかりっこないんだ
だから自分で考えろ
そのかわりよく考えろ
本当にそれでいいのか
それでも答えが変わらないならそうすればいい
それが君の選んだ道ならば
それが君の決めた最終手段なら
間違いはないはずさ
他人の言葉など聞くな
それは君の人生だ
いやなのに続けることはないし続けたいのにやめることもない
いつでも自分の決断に忠実にね
それも素直な人だよ
世の中に素直になるならそうすることもまた素直な策だろ
じつに理にかなっているよ
悲しみ以外は根に持たないのが人間だから
いやに悲しみはねちっこく残るから
さあ 思うように飛び立ちなさい
どこへも
翼はそのためにあるんだよ
なにが悲しいのか
なにが嬉しいのか
なんて今さらくだらないさ
大切なのは
なにを今したいか
なにを今すべきか
なんてことくだらないと思う
だからこそ自分しか見えなくなってしまうんだよね…
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空は赤茶けてまるで錆びたように見える
僕の瞳が錆びたのか空が錆びたのか
見える景色がすべて錆びたように見える
そんな悲しい時もやがて笑い話に変わるだろう 昨日の悲しみは今日のかさぶた明日には忘れてる、三歩歩いたら忘れるニワトリみたいに
バカでかいじょうろで雲の上のカミナリ様が雨を降らしてる
そこに咲く虹はまるでさっきまでの出来事が嘘のようにきれいだろう
悲しみは笑顔をつくるためのつかの間のきびしさ
親が子をしかるようにきっとやさしさだけじゃ人は育たない
それと同じように僕ら人間には悲しみが絶対的に必要なんだ
そう思える今
確証はないけど笑えるってきっと涙かなんらかの形で後押ししてる気がする
さり気なく何気なく咲いていたflower
それは小さな光
それだけで笑えてしまう僕はなんて幸せなんだ
そう思ったら僕の顔にも咲いていたflower
smileという名のflower
雨のあとに出る虹と同じようだね
しかられたあとのやさしい言葉のようだね
やっぱりきびしさって涙を誘うけど それだけじゃなくてたくさんのことおしえてくれるんだ
やさしさが裏ならきびしさは表
やさしさはきびしさの友達
ふたつは仲良し
どちらも意味を果たしてる
人をやさしく素晴らしくする
生きる上で大事な大事なことを拳じゃなく言葉で語れたら素晴らしい
痛みのないやさしさはきびしさではないから痛みのわからない人を生むかもね
でも痛みを宿したやさしさは痛みのわかるやさしい人を生むかもね
こればかりは神のみぞ知る
たまごをあけてみないとわからない
ほら雨がやんで傘をたためば空に虹が架かる
ほら泣き明かして膝をあげれば頭をさする親の手
同じようなもんさ
そこにはきっと底知れないやさしさがきびしさという形になって人を育ててる
その中で人は四苦八苦
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ボールのようにあたり構わず跳ねたくなるような晴れた日に
見上げた空はどこまでも果てしなくてふいに鳥が羨ましくなった
当たり前なことがすてきに思えるのは日常があまりに忙しすぎてちゃんと世界が見えてなかったからか
そうだとわかればせっかく暇でいられるほど真っ白な気持ちなら世界を見に行こう
きっと普段とは違う何かが見えるさ
ふざけてなんかいやしないぜ
それどころか僕は本気だぜ
毎日笑ってるのは半分以上が自分をなぐさめるためだ
ちょっと心を解体してみればきっと人には言えない裏話が五万と出てくるだろう
人には口が裂けても言えないからストレスはたまる一方
でもそんなストレス今みたいな自由な時間にすべて発散できたらなにもかも元通り
さあ!ポップンホップミュージック
かき鳴らせ 心のギターストレスなんかかるく指ではじけ
遠慮なんか無用だぜ 高らかに歌え
笑え 笑え いつも本気で笑えないぶんまで
今こそ傷ついた自分を癒しにかかれ 者共!
くすぶっていたもやもやもすべて歌えばきれいなメロディに変わるさ
だから歌ってごらん
晴れ渡る空の下
自分だけブルーな気分じゃもったいないし不相応だろう
空が晴れたならやっぱり笑わなくては気持ちはいつまでも晴れない
悲しみはやがて溶けて消えちゃうさ それより笑ってたほうが断然ずっと利己的だろ
不器用な自分が嫌いでも
そんな自分を愛せるような瞬間やささいな場面が1日の中にあるはずさ
探してごらん
うつむかないで勇気を出して
生きてるのに死人みたいな目をやめて
生きてるなら笑うくらいできるはずだ
下手だっていい
不器用でも素晴らしい
笑顔には決まりなんかないから大丈夫
誰かに見せるのがいやなら鏡の前で笑ってごらん
それが君の歌になる
やがて君を気づかない間につよくしてくれる
心をおっきく育てる。
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これは何かの間違いだろう
じゃなかったら神様の手違いだろう
そうだろ 君よ
赤い運命の糸で結ばれてるはずの僕らに限ってさよならなんか無縁だよね?
でもあの日誓いに誓った永久につづく約束さえ揺らいでしまうほど離れてしまった二人の今は
愛はずっとあたたかいものだ さめるはずなどない
そう信じて疑わなかった自分さえ今では信じられなくなっているんだ
幻の恋は瞬く間に消えたのに
未だ僕を離さず
この心をつぶれるほど握りしめたまま
幻の恋が瞬く間に消えたとたん
すべて崩れる音
この心に響き渡ったのを確かに聴いた
それでも今もなお僕を苦しめる在りし日の恋よ
忘れがたい君の顔
忘れがたい君の薫り
忘れがたい君の涙
忘れがたい君の笑顔
そして君と積み重ねたさよならするまでの時間
あまりにきれいすぎて今もまだ新しく色あせず僕の中で息づいているんだ
終わったことにも気づかないままあまりに唐突な恋はそのためきずあとだけがわずかに痛むだけ
そしてやがては僕は君のこと忘れちゃうのかな
あの夏もあの冬もあの夜も…すべてすべて
考えれば考えるほど悲しくなるのにね
なぜかためらわない僕がいるんだよ
回り続ける季節の中
立ち止まってもいられないから前に進むしかない
君を忘れるべきかどうなのか未だわからずに忘れたふりしてきちんと抱えています
幻と消えた恋でも僕には記念すべきはじめての恋 奥手な僕が恋に手を出した勇気あるあかしだ
大切な思い出さ
たとえどんな終わりだったとしてもただ悲しい思い出とか悲惨な記憶だったとか思いたくはない
それだけにそれだけに素晴らしい恋だった
さよならは悲しかったけどそれまでにかみしめた時間はまだ僕の中で生きて命のように脈打ってる
だから きっと忘れるだけがすべてじゃないともう一度忘れようとした記憶を胸に刻んだ。
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君がだいすき
誰より なにより群をぬいて
君がだいすき
誰より なにより先をこして
君じゃないと未来はひらけないんだ
こわいことにも挑戦できない
いつまでも弱虫のまんま君がよく知ってる愚かなまま大人になるよ
心配ならば手を差し出すくらい罪にはならないよ
君に愛してもらう口実として爆弾にひとつ点火しようかな
僕は君がいないと死んでしまうかもね
本当になるかもね
わからないよ
君がだいすき
誰より なにより群をぬいて
君がだいすき
誰より なにより先をこして
君じゃないと
君じゃないと
僕の毎日はモノクロのまま未来には進まない
カラーにはならない
君が一言
未来もよろしく
そう言ってくれればすむ話なのになかなかそうはならない
こんなにだいすきなのに
僕だけばかみたい
こんなに頑張っちゃって
僕だけあほみたい
それでも好きだよ
君のこと
絶対的に捨てられない思いさ
忘れられぬ気持ちだよ
それだけに苦しいんだ叶わないと知ったならそれはもう過去に流れるから
氷を抱いたような冷たい未来はいやだよ
だから 振り向いてまばたきしてよ
この僕だけに
君のたった一個の愛を僕にください
選んでほしいよ…
だいすきだから
僕のこたえはそれしかないや
僕が言えるのはそれくらいしかないや
なんどでもきりもなく言い続ける言葉
だいだいだいすき…
子供みたいに素直に言えてるかな
だいだいだいすき…
この地球上で一番君を愛してるのは僕だよ
気づいてほしいんだよ
叶わないなら
せめて 今すぐ
この一途な思いに
罪なきひとよ…
君に恋をした
身勝手な僕の思いに気づいてほしい
ゆるされるなら
僕はただそれだけを願う
思い叶わぬならそのぶんまで渾身の思いで願う。