詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
うんざりするほど同じことばかりの日々
また今日もまた今日もため息ばかりもらしてる
だけどどこかが幸せだから今も僕は生きてるんだなあ
生きてられるんだなあ
そう思ったら元気でた
そう思ったら元気でた
きやすめかもしれないけれどそれでも少し楽になった
楽になった
日常という楽市楽座で僕は
人間という商いを繰り返す
自分という命を売りさばきながら
闇に闇に強制的に売りさばきながら。
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愛 それは人を心の底から思うことだ
誰より好きな人を思うことだ
ただ好きって気持ちだけじゃ愛にはならないよ
目をとじて考えてごらん
思うだけなら誰にでもできるからその人を本気で愛するとなったら難しいだろう
だから自分が愛たと思う気持ちをささげるんだ
時にきびしく時にやさしいようなどちらが多いとか少ないとか偏見のない量の愛をそそぎたい
愛してる 何度も言いたい
愛してる でも言うたびなんだかお別れにまた一歩近づいたような錯覚におちこむ
でも僕らは限りある時の羅針盤に愛を刻む 消えないように消えないように思いながら
そしてこれから先も今までもできないような愛し方で二人は愛しあうのさ
愛 それは大げさなものじゃない
ただ人が人を一生かけて愛し続けられればいい
それだけに重いってことだ
命をあずかるってことは
素晴らしくてとてもかったるい生業さ
僕はただ君を愛すと決めたから愛すまで 愛すまで
その気持ちひとつで僕は愛と呼ぶ
平気で愛と呼ぶ
自分で思い描いた愛のかたちを信じて
僕は君と二人
だんだんだんだんカフェオレになる
甘くほろ苦いカフェオレになるんだ
けっして厳しすぎず
けっして優しすぎず
程よいお味の愛
さあ ご賞味あれ
あら、結構なお手前で
味にうるさい貴婦人もご満悦の表情
うれしいな
僕も一口 カフェオレ
そんなふうに二人は明日もあいも変わらずこのまんま生きていく
誰よりもそのすばらしさをしっている僕だから
そのすばらしさをまのあたりにして笑顔ふきこぼれて部屋中カフェオレのような甘く香ばしい匂い
そんな景色の中に溶けあうように愛しあう二人
二人の笑顔がふたつそろったら始まるよ
素晴らしい日々が今日から明日へと流れてく
またおなじことをおなじように繰り返すとしても僕にはそれ位で。
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僕は君好みの甘い日々をあげるから
君はそうさ それとなく僕を愛してくれればいい
君の瞳はまるで天使の弓矢のように
僕を一瞬で恋の虜にしたのさ あの日
心の中に光り輝いているこの想いはシューティングスター
つきることはないよ
君に伝えられるまで
墓の中に埋葬されても記憶はちゃんとおぼえてる
君のこと
それならいえなくなるまえに打ち明けたいんだ
ダメもとでも
君が好きだよと
この愛はレンタルビデオじゃないさ
ずっと貸出期限もないから君のもの 君のもの
このハートは君のものだよ
でもこの愛は二人のものさ
君のものは僕のもの
そして
僕のものは君のもの
つまり
言いたいことは一つ
この愛は二人のもの
だから
お互い
傷つけあわないように
喧嘩もほどほどにして
そうさ
お互い
愛を大切にしようねえ
はじめて出会った頃の気持ちいつまでも変えずにいよう
変わっていく時代に合わせて僕ら少しずつとがっていくならいつまでも幼いままでずっと仲良くいたほうが幸せだしすてきさ
だから
この愛を君にもらってほしいよ
誰より愛したい君と
そして何より愛されたい僕と二人永遠の愛を誓おう
雨の日には二人泣きあってお互いのぬくもりで心の底からあったまり
節電するみたいに抱き合って寒い夜も一つのふとんの中寄り添いあっていつまでもおしゃべりしよう
そんな感じ
そんな感じさ
二人で暮らしたり生きるってことは
なにも難しくない
要はそういうことさ
言葉にするのが恥ずかしいのなら態度で
態度であらわすのが恥ずかしいのなら心で
本当の愛にはそんなもの要らないのかもね
ただ二人が二人と感じる時間の中で存在しあえればいいのかもね
お互いの安否確かめなくてもすぐにわかるくらい近くにいられれば幸せなのかもね。
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パカッ!
物事はその音が鳴ってからじゃ遅い
後の祭り 後の祭り
人生は何事も迅速に
卵が割れるより早く行動しましょう
心がけよう
卵を見るたび思い出して
パカッっていう気持ちいい音が鳴る前に 鳴る前に!!!
ご飯を温めておくみたいに
いつでも次の場面にそなえよう
そうしてあいた時間で次につなげよう
卵割るみたいに
卵割るみたいに
卵割るみたいに
気持ちいいくらい早く 早く
気持ちいいくらいちゃっちゃか ちゃっちゃか
忘れずに!
でも また僕は卵を茶碗の角で割ったあとに思い出すんだ
あ…ご飯温めるの忘れた…
これも人間の性かなあ。
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今日もたくさんいろんなドラマがあった
苦しいことがあっても逃げずに頑張った
明日もこうやって気づけば空に夕暮れが笑ってるかな
楽しいことも悲しいことも過ぎてゆく
明日へ明日へ繰り返す日々が終わるまでずっと明日も今日とおなじようなぐちを言ってんだろうな
たとえ明日 雨が降っても負けないよ
土砂降りのち笑顔
雨のつぎはかならず晴れると信じながら今日も僕はまたおなじ繰り返しの中で息をするだけだ
それでも
それでも
それでも
僕は明日も生きる
理想と重ならなかった未来だとしても日はどこにも昇るものだから
頑張るという気持ちをじゃまするように次々にあらわれる問題がつきなくたって闘ってやるんだ
明日 なにが起きたって僕は僕でしかなく僕以上にはなれないんだから僕のまま進むよ らしさを全面に押し出しながら
思うより可能性は低くとても晴れる見込みはない
それでも…僕は
笑ってやるさ
空に晴れ間がのぞくまで
一心不乱に空を見上げ雨に降られよう
悲しみは喜びに出会うまでの小さな暇つぶし
ただの途中の駅
素晴らしい
素晴らしい
空の下へ
長いトンネル抜けたらきっと虹がでている晴れた景色
鮮やかなる世界
そう思おう
絶望に遭うまでは
まだ希望は消えない
1%でも賭けてみる価値はあるはずさ
そうさ無限の可能性
僕は持ってんだった
今さら気づいたんだ
いつの間にか
朝になってた
相変わらずの1日が僕におじぎをしていた
僕はおじぎを返していつもの指定席へ着くんだ。
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人生 粋がるなかれ
人生 甘く見るなかれ
人生 かるく見るなかれ
人生 用心怠るなよ
いつどこでなにがあるかわからないから
災厄にめぐり会わないような路ははっきり言ってひとつもない
それよりどうその災厄に対応するかを考えるのが得策だよ
だから なにがあるかわからないから
用心のため 少しでも災厄を防ぐため悲しまないようにしたいなら粋がらず強がらずに素直に車掌に従いなさい
嫌々だろうとなんだろうとけっきょくは自分のためだ
他人のためじゃない
大丈夫 誰もおなじだよ
笛をならされる前に
一歩でも後ろに下がりなさい
慣れほどおそろしく愚かな気持ちはないよ
慣れてくると人間は用心が希薄になるから
慣れなんかない
思いこみだ
だから粋がるな
そう理解しなさい
そのうえで
そのうえで
従うのはあくまで自分のため
それでいいじゃないか
平和的解決にも結びつくよ
それが一番平和だ
いざこざはいやだから
そうだ そうだ 言われる前にさあ実行
ゆがんだ気持ちでかまわない
大切なのはできるかだけだ
黄色い線の内側にお下がりください…
聞こえる前に
自信ありげに下がっていられれば上出来さ
つま先だけでもでてちゃ危ないんだ
なるべく自分を大切にしなさいという優しい警告だよ
うるさいと思うなら不器用でもいい気持ちが曲がっててもいい
だから そうさ
黄色い線の内側で静かに祝福の時を待とう…
ほらしばらくすれば期待の電車がくる
たくさんの希望を乗せて 信じる者は救われる そんなうたい文句もありがちウソじゃないかもしれない
そう思う 僕は思う
君はどうかしらないけどさ。
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心に立てた避雷針 役に立たないこともあるよ
完全じゃないから
99%の中で 残りの1%はちゃんと可能性として有効だよ
今日は嵐で明日は快晴
そんな理不尽 いつものことだよ
そんなにめずしいことはない
そんなにめずらしがることはない
今日は嵐でまた明日も嵐
そんな繰り返しに逆らうこともこの世の中では日常茶飯事
今日は嵐でも明日晴れるかもしれないし晴れないかもしれない
天気予報はあくまで予想だよ それ以外のなにものでもないから読み切れやしない
でも傘はなにがあるかわからないから鞄に入れて持ち歩け
真実は闇の中 誰もわからないよ
どれだけ科学が進んでもそれだけは進まない 進まない
信じるな 疑うな
でも疑いすぎるな
信じすぎるな
もうそこで矛盾してる
難しいな ややこしいな
天気や運は君の思うとおりにならない
気まぐれな天気は予想を裏切り想像とは逆に物事は動いて 違う方向にそれていく
想像がよしんば当たったとしてもそれはただ単に偶然だよ
当てることは不可能だ
その証拠に想像で二回三回は当たったとしてもずっと当てつづけることは不可能だろう
だからそういうことなのさ
晴れたってウソだって思うようなへそ曲がりな自分も持ってなくちゃ天気雨に濡れて帰ることもある
天気予報は晴れを告げていても鞄には傘を忘れずに
運命はいい加減なものだから何より念のため
この考えが適してる
難しいけど つまり どちらにも対応できる準備をしろってことだよ
人生 何事もその考えが必要さ
回る明日も めぐる未来も
いつでも頭の中にその考えをしのばせて突然の雨にも困らないように 笑って明日もよけいな不安にさいなまれないように生きよう
面倒なことなんかなにもないはず
だって自分のことだよ
いい加減にはしないはずさ
努々用心を怠らずにね。
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心=(は)不安定、精神=波打つ模様、理性=崩壊状態
小さなことにさえ影響を及ぼしバランスをくずす
そんなシーソーハート
弱いから小さな悲しみひとつでノックダウン
巨大に見える壁 こえられない不安は無限にも膨らむ
幻覚じゃない
すべて悲しくもリアルな映像
足場はカンタンにくずれる
真っ逆様に落ちるのは一瞬
よく足下を見て歩かないと上からの罠に気をつけないと
社会の合図に耳をかたむけないと
そんなたくさんのゴタゴタはもうたくさん
勉強するのもいやだ
働くのもいやだ
ならどう生きていく?
金もなけりゃ住むところも衣服も何も成り立たない世の中で浮浪者に成り下がるのか?
考えてるよ 本気で
今にも崩れさりそうな適当につくられた住宅地のマンションみたいに中はボロボロ
ほらのぞけばわかる
小さな衝撃にさえたえられない耐震度は最悪
シーソーハートはあがりっぱなし 下がりっぱなし
悪循環は続く
でもそれは繰り返されるものだよ
ゆゆしき問題だ
下からは突き上げられ
上からは圧力をかけられ
行き場がない僕はその狭間で押しつぶされてぺちゃんこ
おせんべいみたいにぺちゃんこになりいい焼き色で焼きあがる
さあできあがり
召し上がれ
哀れな男の涙しみこんだすばらしい涙で焼き上げたおせんべい全部
バリボリ噛み砕く音を立てながら
さあ遠慮するな
僕を食い物にしておくれ
マイナス指向ならこんなふうにプラス指向な自分を押し退けるかな
さあ逃げよう
都合のいい世界へ
さあ諦めよう
都合のいい状態へ
逆戻りだ
誰かの助けを待つ
一人悲しくふるえてる
孤独が大半を占める虚無に支配された部屋で
悪意を全面に押し出しながらにくさいっぱいで過ごす
偽りの灯りの下で今日もまたそれとなくなんとなく日常の片隅で生きるのです。
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クラゲ君 君は暗い海の中をさまよって
僕ら人間よりずっと短い時間を生きてる
クラゲ君 だけれど精一杯その短い時間の中で色濃い時を刻む
なんて素晴らしいんだ マネデキナイヨ
種の寿命の中でも最も長い命をもつ僕らでも
種のリーダーのような顔をしてる僕ら人間はそんな姿勢など微塵も見せずに愚かにも支配者の顔
独占しているような顔で世界を我が物顔で踏み荒らす そんな輩がはびこる
クラゲ君 君はいいな 地上の愚かさをしらなくて
海の中にいればそんなくだらない現実をしらなくていい
降りかからない
自分にも
関係ない
まったく素晴らしい隠れ家さ
別に君をうらやましく思ってるわけじゃないがあまりにも素晴らしいから
僕も海にあこがれているよってだけ
その柔らかそうなからだにもたくさんの悲しみを詰め込んでいるのかな
海には海の愚かさがあり
地上には地上の愚かさがある
光があれば影が寄り添うように在るように
かならず影の部分は存在するから
クラゲ君 安易に責めたりうらやんだ僕をゆるしておくれ
軟体動物 やわらかい皮膚
無脊椎動物 背骨がない話せもしない
哺乳類 肉も食うし草も食う僕ら
脊椎動物 背骨があるから痛めたり折ったりする骨折医院通いもする
理科でたしか習ったよ
こんなにも違う生き物なのにどこか僕には親近感感じるよ
クラゲ君と僕にはどこか似たようなつながある
一見なんの迷いもなさそうな見た目とは裏腹に人にはとても言えない悲しみや不安抱えてるとことか似ているよ
重ねてしまう影と影
涙は流せなくても
泣き声を出せなくても
それでも声にならない叫びを胸の中で爆発させてる
ただなんとかこらえてるだけだよね
ギリギリのラインで
クラゲ君 不器用にそれをあらわす
身を守る毒も持つはずさ 生きてる間じゅうずっと思春期 迷いの中。
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なんだか悲しい気持ちだな
心がしゅんとしているよ
未来は僕の中でやがて小さくなって跡形もなく消えたのでした
昔話のように僕らの生きた時間や尊いはずの命は過去という灰皿のうえできれいに燃えきる
限りがあるから尊い命としりながら僕はあふれる憎しみを拭いきれず
小さくなる命と削られてゆく時間の中でたしかな意味も生きる喜びさえたしかにできずにいるよ
悲しい気持ちは生まれるまえからずっとこの世界を漂っていたのかなあ
だとしたら僕は偶然にその悲しみを吸い込んだだけにしかすぎないのかなあ
わからないことばかりあふれているこの世界でなにを言葉にすればいいんだろう
まるですべてが無意味なことのように感じてしまう
いつか終わる命ならとどうせ幻になるならと縁起でもないこと言ってしまうよ
悲しみ 喜び 抱えたまま歩いている今
この旅の中でめぐり会う戦友
みんな苦しいんだ みんな悲しいんだ
おなじ運命と宿命にやられっぱなしだよ
わかってる わかってよ それ位
ずっとそれこそ昔からね
なんだか悲しい気持ちだな
理由はないけれど涙がいやにとまらないよ
にじむばかりの現実
色あせいくばかりの景色
まるで雨の中にいるようなんだ
幸せは逃げてゆくんじゃなく追いかけてゆくもの
忘れてた大切なこと
気づいたらちょっと空に晴れ間がのぞいた
もう傘は必要ないな
吹きすさぶ風もどこか穏やかだよ
心なしかいいことがありそうな予感と心のどこかくすぐられるような心地
幸せなのかな僕
こんな今を幸せだと思った方がいいのかな
マイナスな気持ちは捨てたほうがいいのかな
悲しいけどうれしいけどやっぱり悲しいけどどこかうれしいんだ
完全には笑いきれない
完全には悲しみきれない
そんな矛盾した燃えカスのような塊を抱いたまま進む
悲しくてもとりあえず生きることが得策だと。