詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あなたの存在に僕は生かされて 今もこうして生きているよ
僕の存在の影を見てもしかしたら誰かがそれを光に世の中の暗い道を生きていらっしゃるのかも
それが君ならいいなあ
これ以上の幸せないなあ
いつか言えたら
いつか言えたらいいな
あなたがいるから僕がいる
私もよという言葉もほしいよ
そんなの非現実的だとかいう奴らの言葉の中に埋もれないように
ふたり気を確かにもって愛してゆこう
十年 それよりずっと経ってから
奴らに愛の力をおがませてやろう
俺たちの愛は永久不滅だと言ってやろうね
それが今は楽しみ
そしてそれを少しも恥ずかしがらずとうぜんのように言える僕を大事に守りたい 永遠に君から目をそらせないように永遠に君を愛せるように願いたい
なぜか消えない不安なんか蹴散らせ
奴らに負けるな
自分に負けるな
突き進め!
それが唯一の光だろ
揺らぎそうになったら思い出せ
明日もずっとその光ひとつで自分が守ってるんじゃなく守られてるんだという気持ちでいるから
平気だよ 大丈夫
なんの問題もない
僕は絶対的に君を愛してる それだけが僕の生まれた意味
今までもこれからもそれひとつが僕のすべて
いつかもっと大きな声で言ってやる
不安のむこうで揺れる君の笑顔を前にして。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ケーキには紅茶がいちばんさ
甘いケーキには甘さひかえめ紅茶が合うのさ
それは甘いケーキならの話
ケーキが君なら僕は紅茶で
甘いケーキで渇いたのどを潤してくれるさわやかなレモンティー
少し酸っぱい酸味のある僕
コーヒーみたいにとことん苦い人じゃ君には似合わないさ
似合うのは紅茶みたいな僕
たとえばの話だよ
ケーキが苦いケーキなら甘い紅茶に僕がなるだけ 君はただ僕のケーキでいてくれればいい、でも僕を置いてどこにも行かないで、紅茶だけじゃさびしいしティータイムじゃなくても味気ないだろ
そんなふうにしてふたりためらいながらも少しずつひとつに混ざり合おう 急ぐことはないさ
ふたつのマイルドさでふたり分の幸せが口じゅういっぱいに広がる
いや この場合心いっぱいに広がるといった具合かな やさしさのスプーンで溶け合っていこう…小さなこのティーカップのような世界ですてきな家を建てて…理想は際限なくふくらんでく
自然環境の保護より
動物愛護より
大切な君を守ることを大事にしたい
それこそが僕という紅茶が君を愛してる確かなあかしだよ
あいにく僕のケーキは甘いから時々甘ったるさに渋めの僕は
何回もおなじティーパックを使うから色あせる愛
なんてことのないようにすべてに目を光らせて君を愛してく
それくらいの覚悟で君を愛すから
どうかケーキよ紅茶の僕の隣でずっと笑っててよ
よかったら…
そしたらとうぜんよ 紅茶にはケーキが ケーキには紅茶がつきものでしょ…?ちがう?
君はそういいながら僕の肩によりかかる
その時心が涙を流した 永久に続く愛を感じた
なんとなく思ったよ
わからないけど
なんとなく思ったよ
だから そうだよね
ケーキには紅茶が
紅茶にはケーキが
そうさ 絶対必要さ
どちらがなくても
始まらない
そんな僕らだから
明日もケセラセラさ。
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この胸に落ちてくる悲しみで僕はずぶ濡れ みじめな僕に翼はない
着替えもない
街を歩いていたときふいに気になった
この街にはいったいどれくらいの涙があって人はどれくらいその悲しみに泣いたりしてるんだろう
今日もまたさいなまれてるのかな
雨をしのぐ屋根も傘も心にはないから
人は愛をもってしてもなかなか悲しみを忘れられない
そんな切ない気持ちが明日と今日のあいだに壁をつくる
きっと悲しみの数だけ涙があって
喜びの数だけ笑顔がある
そんなあたりまえのような周知の事実がなぜか愛しいね
悲しいのにつくり笑い浮かべてる人ももしかしたらいるのかも
どうしようもなくうれしいのに涙を流すときみたいにそれがうれし涙なら笑顔よりも人の心をさそう
やさしい涙 あふれる
ポチャンと路上に落ちた涙みたいな雨粒
バケツをひっくり返したような雨とはわけが違うさ
さらば レイニータウン 狂おしいくらい愛しい街よ
レインコートがむらなく喜びに染まったら
僕は君をむかえにゆこう
このうたを口笛にして ラララ…
悲しみが消えないなら
傷跡が癒えないならせめて
繰り返す日々のどこかで笑えればいいから
今日は雨でも明日は晴れると信じさせて
ばかでも なんでも
僕は信じたいから
信じるだけ
悲しみに降られた街は今日だけはレイニーカラー
雨模様、晴れ模様を交互に
繰り返すなら明日は晴れるから
ねぇ どうしようもないくらいばかな僕だから信じることはやめたくない
レイニータウン…
ほら 目を覚ませば
雨はうそみたいにやんであたたかい陽射しの中で僕ら 笑える 背を伸ばして今に感謝できる
それこそが悲しみのある意味さ
だからこそ喜びに出会えたとき人はこんなにもうれしくなれる
悲しみもまた喜びを引き立てる隠し味
そう思えたら悲しい明日もこの笑顔で過ごせるよ。
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君が大好き でも時々 ささいなことから始まるケンカで大好きが大嫌いになるんだ
あの時君に渡したラブレターは今も君がもってるという 私たちの始まりの証だからと笑ってたっけ
恥ずかしいよと僕も笑った
花占いするように好きから始めるもんだから最後が嫌いになるよ とうぜん
花びらが十枚なら勇気を出して嫌いから始めよう
それが小さな犠牲さ
大好きだからたまに大嫌いになる
仕方ないよね 涙をもってうなずこう
花が咲き いつかは枯れるように
限りあるこの時をともに過ごせるだけで僕は幸せ
ときにふざけあいながらまじめに語り合いながら生きる
そんな毎日が続くように今は願うだけ
やがて気づいたころに素晴らしい人生が築けてたらいいな
だから今は中途半端の愛してる 大好き
いつか僕ら一緒に枯れることが出来なくてもこの言葉の繰り返しがひとりのさびしさや寒さをうめてくれるように君に歌い続けるんだ
この歌は君といた証にふたりの心にずっと残るから
最高の愛してるはまだまだ言えそうにないし何度言っても満たされないから悲しいけど
これだけは記憶に刻んでおいてね いつまでも僕は君を大好き
しぼんだ風船も少しはふくらむかなあ
大嫌いと言った僕は僕自身を愚かに思うけど 罪が消えないならせめて信じたい
そのひどい言葉が僕と君の心をつよくしてくれること
かさぶたを厚くしてくれること
願う 願う 僕は星に願う
世界でいちばん愛している君のためにすべてはある
僕自身も
僕の明日も
けっして鮮やかじゃない未来も
こんなみじめな運命も
愛せるから
愛せるから
君がいれば
君がいれば
だから何度も言うよ
大好き 大嫌い
君が好きだから
心から…
本気で見つめてる。
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口を酸っぱくして言う親がふたり
君のためを思うから熱くなる
自分の子供のことだから他人ごとじゃないんだ
だからね 親は君にときとして本気で怒る
愛がある親ならみんななぐるときだって
だからあとですごい剣幕で怒ったお父さんも泣くんだね
お母さんは決まって泣いている僕にやさしい言葉で慰めをくれる
世界一憎くもあって世界一愛しい人だ
かわいさ余って憎さ百倍なのかな
どんなに怒られても自分をこの世界に生んでくれたお母さんや育ててくれたお父さんを嫌いになれない そこにはただの他人同士にはない紛れない命のあかしがあるから
それで笑える今や感謝できるときがあるんだ
愛をはかる天秤にはそんな人たちの幸せと愛をのせよう どちらが傾くともないおなじ重さのふたつを
いつか別れをする人だから
今のうちに言っておきたい
照れ屋のくせに感情的なお父さんなんかあとでうれしくて泣いちゃうのかもね
どんな言葉でも返せない恩恵をもらったのに親たちは何もいらないというようなまなざしでずっと僕が幸せでいられるように
自分たちの幸せより僕の幸せを怒るという形で導こうとしてた
僕はそれをわからずにただ逃げてた
結局はなにもかもあなたたちのおかげ
ありがとう
悲しみにさらされても涙をぬぐいまた歩き出せるのはあなたたちの影があるからだよ
僕があなたたちの子供じゃなくてもあなたたちはかわいがったの?
そしたら厳格なお父さんも涙流して僕の頭をなでておまえだからおまえなんだ
プライドや名誉や地位などすべて捨ててひとりの親としてのつとめを果たしたいと父はこぼした
母はその隣でハンカチで涙をぬぐってた
悲しみと喜びが混ざり合った気持ちが垣間見れた真夜中のリビング
何故か冬なのにあたたかい
あなたが親でよかった
おまえが子供でよかった
そんな言葉が堅い拳ひらかせてくれる
パー同士であいこだ さあもう一度最初から…
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僕はひとりきり ずっとひとりぼっち
誰にも愛をもらえないのさ
天地神明にかけてあなたを守るよ
なんて古くさいセリフさえ言えないね
とても悲しい 私はひとりきり
さびしいひとりきり ひとりぼっちのふるえる小鳥
翼をなくした小さな小鳥
雨に打たれ流された花びらひとつ
僕はそんな人だから
そんなにやさしくしないで
なんていう自分が悲しいから
そっと抱き寄せたからだがやけに冷たい
それほどまでに僕の心は衰弱してたんだね
あなたに あなたに
届けたいんだ
僕のように小さな詩
僕のことなのにまるで別の人のような言い方で
僕のことだからこそ胸が痛むのです
ダイレクトに痛むのです
そんな言葉を守りたい 抱きしめてたい
そんな僕がいた
ここにはいた。
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僕は弱虫 誰も僕を心配さえしない
僕は一人者の孤独なやつさ
明かりを好む虫たちは暗い部屋でポツンと点いているテレビに群がり今夜もカサカサ音を立てている
何かと住み心地の悪い世界だ…それでもこの世界が好きで嫌いなわけじゃないさ
あれれ笑顔 どこに落としたかなあ
笑い方すらもはや忘れた
ワタクシは狂喜の街で今夜も喜び悲しみ声にして雄叫びをあげながらさまようのだ
ひとりきりのワタクシは大根役者の顔で満足そうにニヤニヤ笑っている
何がそんなに嬉しいのか
何にそんなに笑えるのか
何故にそんなにおかしな顔なの?
よく見りゃ笑いながら涙を流してるじゃないか ねぇ…
ピエロの仕事は疲れたよ
サーカスは疲れるよ
真夏の暑さにも真冬の寒さにも嫌気がさしたから僕は春の季節へ逃げたい
でも何かが僕をはなさないから逃げられない
一日中踊り明かして
一昼夜歌いまくって
それで満足なら安い人生だ
もっともっと欲望をフル回転させなさい
そのための欲望だ!
目を覚ませ!
もう少し眠らせて
そんなことしている間にすべては過去に流される
大切な思い出も
闇のむこうに光が見えたら
空に昇るまばゆい朝を探しにゆこう
そこには君の求める世界があるはずだ
その世界でしか人は夢を見れないんだ
まやかしの夢に逃げ込んでも時間に引き戻されるだけ
無駄な抵抗はやめて出頭しなさい
心の鉄格子の中でうなだれるだけのあなたよ
機は熟した
今こそ収穫の時
もぎたての熟れた果実をさあ召し上がれ!
今、狂喜の街に朝がおとずれる
闇は明けた
ひとすじの希望からすべては変わったんだよ…
根拠を探すまえにばかなくらいばかにされるくらい旅をしてればそのうち見つかるだろう
おきにの未来が
その夢が
そしていずれわかるよ生まれた意味 この旅の謎が解けるはず
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冷たい通り雨が通り過ぎてなにもかもうそのように笑えたらそれはそれは素晴らしい明日をむかえられる
悲しみはしょせん通り雨だからすぐに過ぎるよ
喜びもまたつかの間の晴れ間だから目を覚ましたようにすぐに雨が降ってくるんだ
じゃ僕らはなんのために生きてるんだろう 死へと一歩ずつむかってく中で
喜びを 悲しみを知るためなのかな
時々その意味がわからなくなってしまうよ
こんがらがることばかりが散らかってる
ふいに見渡せばこんなさびしい部屋にひとりきり
すべてが無意味な気がしてる
生まれたことが間違いだった気がしてる
生んでくれた親にありがた迷惑 感じてしまう
なぜ、僕らは雨をしのぐ傘さえもないのかな 泣きたいのはこっちだよ…雨空
ストレートに雨を浴びすぎて風をこじらせてしまうよ
だから 泣きてえときにはおもいきりあたりかまわず泣けばいいんだ 勝手ながらもう決めたよ
まっすぐな世界の掟からは大幅にずれている僕の気持ちを誰がわかってくれるというのだろう
今日もまた日が暮れれば眠くなるから
そのまま眠たさに負けて今日にさよなら
本当はしたくないけどこんなせつない気持ちをたくさんふくんだ涙が止まらないときは何も考えずただ夜のさびしさと少しのやさしさにまかせて揺られるとしよう
気づけばそこに昨日と変わらないおなじ繰り返しがまかり通る世界があるだけ
鏡の中に映るとぼけたような顔をした僕が証明だ
されどそんな自分がとてつもなく愛らしい
そんな自分を愛らしく思えるのはやっぱり自分しかいないから
まずは自分を好きになって何かに目を向けてみるところから始めよう
こんな曇りがちの毎日をクリアにするのは難しくもあるけど自分信じて明日また明日とやっていこう
大丈夫さ 僕は平気さ
くだらない話にも時間と時間との間々にできる休憩時間にも笑ってみせるよ…
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ふいにはみ出した僕の欲望で汚く塗りつぶされた心が痛いくらい叫ぶ
何層にも上書きされていく思い出が重いと感じるようになったのはいつからだろう
一番はじめに記憶に書き込まれた思い出はなんだっけ
あまりにも思い出がありすぎてわからない でもほとんどはどうでもいい記憶だ
過ぎ去った記憶はどこへやら
昨日の僕はどこにいるんだろう
せめて涙のゆくえくらいはしりたいよ
それだけをおしえてくれるなら今すぐ奈落に飛び降りてもいい
あなたに会いたい
それだけで始まるストーリー
今 また ここで始まるストーリー
表紙はもう開いてる
だから読むんだ
その目で その五感で
頭の中で世界を広げよう
この世界は活字ばかり 難しい漢字ばかりの辞書みたいにふりがなさえふってないヒントのない世界だから
ばかだって
なんだって
自分という権利を盾に敵軍の飛ばす槍を受け流して鍛え上げたその刃で思い通りの未来(あす)をつらぬけ!
さあ かまえろ!
もしその気があるならば
ドアはいつでも開いてる
来るもの拒まず
よびにもこない
ただドアは開いてるから
自分の足でそこまで歩いていこう
どうってことないさ
少しの痛みと苦労だ
なんてことはないさ
そういいながらも流す涙は今光り輝いて僕を導く
つよく弱く愚かにまっすぐに揺れながら揺らされながら
傷をつけ
傷をつけられて
僕は正しくもなく悪すぎることもなく
正義も悪も名乗らず
僕は僕として ただ
残りの日々を生きるだけ やがて終わること理解して
僕はまた新しい扉の前に立ち その扉を開ける
光りがもれるそのむこうに見えるは…僕のしらない世界…
だから仕方ないのさ
深手を負うことも
だからこそその痛みは僕にとってとてつもない障害になり目の前に立ちはだかる 逃げられないならせめて涙を流すゆるしを…