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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[3495] 万華鏡の中の思い出
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


思い出は万華鏡
のぞき込めば
きらめく日々が
その向こうに見える

遠いようで近い場所にある感じ
でも
つかめるようでつかめないのが
思い出なんです

戻れたり
つかめたりしちゃったら思い出の意味がないし思い出のぬるま湯に浸かることの楽しみもないさ
思い出は過ぎ去ってもう戻れないから思い出なんだ
そのために流す涙もまたきらめく宝石さ
ダイヤモンドよりパールやエメラルドより価値があるし値段なんかつけられない清く澄んだ涙

思い出を浮かべるときだけなぜか悪い詐欺師でもきっと偽れない心をもてるんだろう
そう思う

だから僕も
悪い心
のぞき込めば
清い人になれるかな
清い心をもてるかなと
のぞき込む
思い出の万華鏡
今じゃもう記憶にもない幼いころやいろいろな思い出が見える
微笑ましい光景だ

僕はたぶんきっともう清い人だろう
きれいな思い出をのぞき込む人は誰も
懐かしさで心が洗われて誰でもきれいな心を取り戻すことができる
問題はそのあとにまた汚すのかきれいさを保つのか
そのふたつだけだ
その二種類がいるだけだ

万華鏡 キラキラ
ありふれた日々
それさえ宝物
万華鏡 キラキラ
あたりまえな記憶
それさえ誰かがくれた命
授かった 最大の奇跡

今 また ふたたび
何度も 何度も
のぞいてみたい
死んでしまいのぞくことさえできなくなるまえに

思い出は生きている間だけしか見れないし思い出は生きているときに見るものだから
それでいい
それで正しいんだよ

でも思い出は死んでしまっても心の中でいつまでも変わらない輝きを放ちながら僕をその日の気持ちに返す

万華鏡 くるくる
回そう
全ての思い出を抱きしめながら
今 さあ ほら 流れゆく時にせかされながらもゆっくり思い出をのぞく。

2009/01/11 (Sun)

[3494] 僕は今世紀最大の馬鹿だから
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


たとえこの世界の何億という人間が全員一致でキミを必要のない人と決めても
僕だけはみんなを笑顔で敵に回してキミのこと必要にしてあげるよ
逃げておいで ここへ でなかったら僕が迎えにゆくよ
好きなだけ泣いてもいいんだ
その鼻水は僕のシャツになびっていいよ
キミのなら別にいいよ 寂しいけどそのわけ今すぐ話してくれなくていま、気が向いたら話してくれればいい

優しいのか気遣いが好きなのかわからない僕だけど欲望にまみれた僕はずぶ濡れの下心丸見えにしながらもキミを愛してる気持ちは誰にも負けたくなかった 純粋なようでみんなと同じ汚れた卑しさをもつ下半身が今夜もうずくけど、それが本当なんだよ、僕は隠さない

無理矢理にはキミを突き動かしたくない 誰だって本音はそうさ
あくまでも僕らは対等の関係で同じ位置にたちどちらが強気に出るって事もないのさ、憎しみだとかはだから二人の頭の中には最初からないのさ
でも時にはキミがお姉さん
僕が上に立つときはキミを守るときだけ
でも変わらない気持ちとやさしさは持ち合わせてるのでそこだけは闘いのさなかでもキミは変わらず僕の守り神さ

今愛し合うあなた方は恋人が使ってるストローで同じジュース飲めますか? 飲めないのにどうしてキスができるの?
暗い夜に僕の布団に迷い込んだ寂しがり屋の天使 羽をもがれた女の子
ケンカしそうなとき心が離れそうなときにはお互いの落ち度や足りないところやさしい言葉で言い合って
ケンカしそうだった事なんて笑って忘れられたらそれこそ素晴らしい毎日と呼べるだろう

僕がただ言いたいのはね
僕を愛すのはかまわないがその代わり
僕はキミが思う以上に熱愛者だからうざったいかもしれないし
問題なのは僕が今世紀最大の馬鹿だからキミを骨の髄まで愛しちゃうかも
キミを愛しすぎて…
それでもいいですか? 全てはキミを愛してるからさ!

2009/01/11 (Sun)

[3493] 電波塔
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


電波塔が光ってる
君はなにも知らないまま電波塔を眺めてる

電波塔が崩れてく
君はなにも知らないまま電波塔の下敷きになる

今はないあの電波塔はいまにして思えば夢だったんだね
僕の悪い夢だったんだね
叶えたかった夢だったんだね

そして僕はその夢に君を巻き込んでしまった
今はいない君は…
電波塔の下敷きになって息絶えた
今でも電波塔は人を待ってる 夢を探してる人とか
夢を餌にして
食い物にしようと待ってる
悪夢の鉄塔
光る電波塔
偽りの夢の塔
それが電波塔
悪い夢の巣窟
その本体
憎き電波塔
憎き自分と
憎き電波塔。

2009/01/11 (Sun)

[3492] 告白するまえの男
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ある日の僕は考えていた
くだらないこと考えていたよ
いつにもまして真剣な顔で
くだらないことなのにまじめな顔で考えていた
迷い悩んでもいた

群がる公園のハトに餌をやりながら
ぼんやり空を見上げて

クルッポー
ハトはいいなと想う
こんな気持ちを抱かなくて
僕らの境遇や今は幸せなのか不幸なのかわからない
アンバランスなままうつむくだけ

告白するまえの気持ちってどうしてこんなにも切なくなるのかなあ…?
まだ終わった恋とはわからないのに告白するまえからなんかあきらめモード半分つかっちゃってるんですけど

とめどなくあふれてくる涙はまだ早いな
一つのことが早とちりなら全てが早とちりになるような不器用でばかな僕を君はどう思ってるかな
先行きがなんだか不安ですごく雲行きがあやしい
そのうち空も暗くなり雨が降りそうだ
なんだ…夕方になったからか
冬なもんでいつでも晴れてても雨が降りそうな天気
僕は家に黙って帰る
ブランコは僕が帰っても揺れてた
かすかに…
恋はどっちに揺れるかな
僕は君に似合うとは思わないけど弱気になったら負けなのでなるべく強く振る舞います

君を愛してる
昨夜は眠れなかった
練習 徹夜で目の下には情けないくまがある

僕は告白するまえの男
そして告白してだめならば恋に敗れた男
そして告白して成功したなら恋を実らせた春男(はるおとこ)
桜はあと何ヶ月かしたら咲くだろうけど
いち早く心に咲くこと願いながら
僕は君の元に向かう
君のいる教室へ
休み時間
昨日の練習を思い出しながら練習の成果を発揮できるよに気合い入れたら
本当は不安ばっか不安だけしかないけど高鳴る胸をおさえて僕は君の元へ
その瞬間から恋人になるか ならないかわからない人の元へ 未来さえ誓うかもしれない人の元へ
僕は死ぬ気で突入。

2009/01/11 (Sun)

[3491] 愛してるよ!はミュージック
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


意識の外側へ飛び出す愉快なミュージック!
夢の中からあらわれた世にも不思議な幻
軽快なそのミュージック聴いたら幸せになれるらしい

それはキミの声
愛してるよ!
響けば胸は高鳴る
ボルテージはすでにMAXさ
ねぇ もっと
言葉がほしいよ
ステキな愛のミュージック
ただ一つこの世で僕を振り向かせられる歌

愛してるよ!は立派なミュージック!
実はね 本当は うれしいことに 驚き桃の木 ミュージック!

キミの声は僕だけのミュージック!
もっと 聴かせて…
世界でただ一つの歌
ミュージック!
ミュージック!
僕のおきにいりの歌

ときに泣きときにケラケラ笑う声

全て僕のもの
肉声ミュージック
声帯から飛び出す
不思議な歌
すなわちミュージック
ミュージック
ミュージック…

僕のミュージック!

2009/01/11 (Sun)

[3490] シアワセノカタチ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


日曜日の朝は大好きなキミとどっか出かけるのさ お気に入りの自転車に乗って
まだ知らないキミの笑顔を見るために
キミとこれからずっと一緒にいるから
どうか悲しみに寒がる僕をあたためて

こんなにもこんなにも一緒にいるのに
まだわからない事ばかりだ
不思議なほどに

愛のなぞなぞを二人して解いていこう
どーんなに時間がかかろうともあきらめないで
悲しいときは二人で抱きしめあい
うれしいことに出会えたならひとりで楽しんでないでその喜びを分け合ったりして暮らそう
なんてことないくらい普通の人生 万々歳じゃないか!

これぞ愛の真骨頂!
本当の幸せの形だよ
目覚めてみてごらん
じっと見つめてごらん
やがて何かが見えてくる
それが幸せの形だよ
僕らの幸せの形だよ。

2009/01/11 (Sun)

[3489] 大好きな世界〜愛すべき地球
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

命のパズルを完成させた頃には僕も旅立たなくちゃならぬのだね
人はみんな誰しもそうやって生と死を繰り返すものだ
生まれたら死んでいかなくちゃ昔戦争やら医療のちっぽけさで死んでいった人たちに申し訳ないかと皮肉る

涙が出てくるよ
時々 それに枕を濡らしたりするのは今が楽しいから
文句やグチを言っても結局はこの世界が好きだから 愛してるから 文句や不満も出るのさ
当たり前だ
こんな世界から離れるのは悲しくないはずはない 涙も当然だよ
こんな世界から離れたあとの世界の行く末心配したり見れなくなるのが不安じゃないわけがない

なに言ったってここは僕のたったひとつのふるさと 小さな町の小さな屋根の下で育んだときめきの日々
生まれた 母なる地球よ 広大な大地よ
見上げた視界いっぱいに広がる果てしない大空よ
眺める瞳に映る誰かや自分の幸せよ 大好きな人よ
いつか消えるとはわかってても
だからこそイヤだと思う 間違いじゃないさ
ずっと心から捨てられそうにない
罪に問われても自分中心人間でも
大切な生活や人のことを心配したり尊んだりしないほど僕は腐りきってはいないんだ
さすがの僕も人間の心は捨ててなかったよ

君の二番目に大好きな世界には大好きな人と今の人々の笑顔や美しさが必要だ
何一つ変わっても大好きな世界とは呼べないしかけ離れたら違う世界だからずっと側にいて
無理な願いだとはわかっててもつい望んでしまう切なさごと悲しみも
美しいものはどうしてこうもはかない終わりがあるの?
みにくいものも…
形あるものはいつか全て消える 人も何もかも
誰かが言ってた言葉
見えない愛も形あるものが消えたらなにもなくなる
あとにはなにも生まれやしない
宇宙の闇があるだけ 遠い未来の話だ
それでも僕らは生きていられる今をもって生まれた精一杯の愛情で思い思いに愛す 僕も。

2009/01/11 (Sun)

[3488] 未完成の愛の歌
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君だけに歌いたい歌がじつはあるのさ
住み慣れた家の中に一つだけ隠してあるんだ 愛し合う二人にしか見えないものが
大丈夫 僕らは二人で一つさ 想いはいつでも通じ合うから君ならみつけられる
いつまでもいつまでもずっとそばに居てくれれば僕は文句なく幸せ 君以外に僕を幸せにできる人はいない

世界地図にも載ってない愛の国にゆこう
二人だけでゆこうよ
運命の赤い糸に導かれてあの日出会ったように今 もう一度あの日の気持ちを思い出してさ

隠していたつもりはまったくないのだけど
僕は誰よりも君を愛しているよ
それはずっとずっと
変わらないことさ
信じてくださいとは言えないけれど
この愛を君がもし受け取ってくれるならそのご厚意を裏切らないように永遠に愛すこと 誓うよ 守るよ

こんな僕だけど
こんな不器用でなにも得意なことや変わったことなんてない僕だけど
君を愛すことなら全力で何よりも精いっぱいめんどくさがりの僕でも頑張らせてもらいます
苦しくなんかないよ
もっと愛させて
その答を極限まで探してく 求めてく
君をどうしたら満タンまで愛し尽くせるかを

未完成の愛の歌
今はこれだけ これだけだけど
今に完璧に 完全に歌を作って歌ってみせるから
待っててね
もうすぐ
もう少しの辛抱さ

愛はあと少しで光り輝く
いつまでたっても愛しあうことは終わらないけどただけじめという節目をつけたくて歌っています
愛の歌
締め切りは君が望むなら 死ぬまでということで一緒にいようか?
ずっとずっと
こんな こんな僕でいいなら
君が満足なら
僕は永遠に君と一緒だ
僕は永遠に君のそばで歌うよ
いつまでも完成しない愛の歌
誰にも完成させられない愛の歌を
僕も
みんな みんな 誰かとそんなふうに愛し合うよに。

2009/01/11 (Sun)

[3487] 三途の川
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


三途の川のほとりで女の子が石を積む
何度積み上げても途中で最後の石を女の子が積み上げるのに鬼が来て石のタワーを倒していくよ
笑いながら
笑いながら
なんかムカつくな
僕の会社の先輩みたい

だとしたら三途の川は会社で僕は石を延々積み続ける小さく幼い無垢な平社員で子供
僕は業績という石や努力という石のタワーを完璧主義者の鬼の先輩に倒される
ちりも積もれば山となる前に崩される
もはやもう全て信じられません

三途の川なんか
もう居たくないのに
鬼がうろちょろしてるしここから抜け出したら明日の生活ままならないし
路傍にさまよい生活保護で生きるしかないし…
人生捨てるわけにいかないから

三途の川でもうしばらくは辛抱しなくちゃ
じいさん
ばあさんになるまで
せめて自分では自分を認めてあげたい
信じたい

どうせという言葉にさらにどうせという言葉を上乗せして
明日もネガティブに
でも強くたくましくなるよ
無理に笑わない
無理にからだ動かさない
無理しない程度に世の中からにらまれても
なにされても
僕は負けないぜ
僕を強くする原動力はいつでも自分を信じる心 その気持ちなんだと思う
今日も泣きながら石を積む
倒されても倒されても石を積む
いつか鬼をギャフンと言わせてやる
鬼をこえてやる
いつか業績を上げられると思うから
僕はもう負けないと力強く力強く思うから
握りしめる拳を夕陽にかざして自分に誓うんだ。

2009/01/11 (Sun)

[3486] 劇場 メディア
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


毎日、僕らはメディアという箱の中で劇をしているんだ
人間という人を
私という存在を
家族の一員という配役をそれぞれ仰せつかってる
神様から
僕は僕であり家族の中の僕で学生の僕でもある
テレビの向こう側の君は? どんな配役ですか?

僕の人生は意図的なものじゃないけど
体中に見えない糸がついてる気は薄々気がついてるんだ

深層心理へダイブする
深く深く潜ってみても全てはわからないけど何かヒントになるものをみつければそこから真実を見いだせばいいと笑ってみせた
君に

メディアは騒ぎ
僕らをドキドキ
ウキウキさせる
はずむ心がはずまなくなるまでずっと続くのさ
いつまでも
いつの未来までも人と同じ足取りでずっと生まれてくる人について回るよ

それがメディアの力なのさ
寿命などないんだ
子供もそのうち染まるんだ
笑わない子供やお堅い教育を受けさせられる子供が候補だ

メディア
メディア
メディア

悪の種!

メディア
メディア
メディア

不思議な種!

早耳 嗅ぎつけるのは犬並さ

あんたら もはや
芸術の域さ
下手したら ギネスもの

メディア
メディア
メディア

世界の核!

メディア
メディア
メディア

人魚の涙!

やがて泡となり
消える 消え失せる。

2009/01/11 (Sun)
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