詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
我々は生きる
我々は迷う
我々はためらう
我々は叫ぶ
我々は嘆く
我々はしゃがむ
我々は涙する
我々は笑う
我々は困る
我々は惑う
我々は暮らす
我々は死する
いつか
いつも
やがて
たくさんの道や扉や分かれ道や落とし穴に出会う
責任と無責任の狭間で
責任と無責任の狭間で
責任と無責任の狭間で
責任と無責任の狭間で
すべては始まり終わり事ははこばれて元の鞘におさまる
元の場所におさまる
まるで そう
何事もなかったかのように平然にふつうに
そして不純に
僕らはそれに悩み
ときに迷わされ付け狙われる 毎日 毎日
そんな日々の中で溺れないようにばた足を繰り返す
変わらない流れにのり変わらない日々を泳ぐ
スイスイ バシャバシャ 泳ぐのです。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あなたに伝えたくて僕は目を血走らせて書きまくった
何度もアイラブユー
凡そ100枚目のラブレター
そして今度が100回目の失恋にならないように願うよ
災厄を振り払って
福を招く おいでおいで
100回ラブレター
これで決めてくれ
決まってくれ
愛してるから
ラブユー
君に届け! 速達で!
本気の思いよ
この詩にのって!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人の心の中には嘘つきの才能と正直をつらぬく才能がある
嘘つきの国では嘘つきじゃない人たち以外は受け入れられない
正直者の国では正直者じゃない人たち以外は受け入れられない
嘘つきと正直者はたがいに喧嘩ばかりを繰り返す
みんな仲良く大縄跳びするように
手をつなぎ合えない
正直者は正直に本当のことばかりいうだけだから
嘘やごまかしなんて考えない 考える気持ちは少しもない
人間はときには嘘つきにならなくちゃ
本当のことばかりいっててもうまくはなかなか生きられない
正直者をつらぬきたい気持ちもわかる
だけど最後まで最後まで正直者でいたいならば本当のこと伏せてときにはやさしい嘘で笑顔手にいれよう
どんな木もすくすく育つ
やがて枯れようとも短い命をふるわせて
小さな笑顔を浮かべる
大きな心で
大きな心で
嘘つき呼ばわりされても真実は最後までつよいものなのさ
負けない心が正直者を輝かせる
ピカピカ 金ぴか
百万カラットのダイヤさえ勝てない輝きさ
正直者になりたい心が 願いが嘘つきの悪魔を消してくれる
誰かに信頼されたいと思うことと誰かを信じたい気持ちは同じ
どちらの立場でも信頼というキーワードが大事なんだ 大事なんだ
正直者で嘘つきで曖昧な心 私は誰なんだろう
悪魔でもあり天使でもある 私は堕天使なのかな
おしえて
心の中で喧嘩ばかりしているふたつの気持ちよ 仲直りしなよ、どちらも大事だよ
正しい人になりたいけどヤッパリ嘘は捨てられません
だから私は悪くてずるがしこい悪党で正しくて理屈ばかりいう常識人間
ひとつの肉体にふたつの心
我こそは国境をまたいでそのあいだの境界線に立つどちらの国民でもない人なんです!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
拾ったり落としたり
また拾ったり落としたり
わざと落としてみせたり拾ってみせたり
拾い落としを繰り返して人は歩く
てくてく
てくてく。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君は少し僕のほうにかたむいている
悲しいほど冷たくキズだらけの両手いっぱいにつかんだ幸せたんまり抱え込んでいる
蜂蜜みたいな甘い青春くれた君にありがとう 愛してる
捧げたい言葉 宇宙よりも限りなくある
幸せのむこうへ届けたい 君を連れていきたい
二人笑う未来まで伝えたい この気持ち永久に咲いていて
終わりのないストーリー 続くように
どこまでもどこまでも走ってゆこう
いつまでもいつまでも笑っていよう
ばかにされてもばかみたいだと思っても
だいじょうぶ だいじょうぶ
僕らならゆけるさ
幸せのむこうまで
幸せのむこうまで
幸せのむこうまで
そのむこうにゆけば光る明日が見える。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
夜を想うくらい暗い闇に包まれた世界
僕はその景色の一部分
夜は何も語らない 言わない
昔から嫌いだった
街は見飽きてるけどあんまり好きになれない
夜は凡ての光やぬくもりを遠ざける
嘘だったのだね
光が ぬくもりが集まるから
あなたと出会えた今夜はふたりにとってとても特別な日
この景色の一部分でしかなくてもあなたとなら主人公よりも魅力のある夜のキセキ
今夜も心に冷ややかな雨が降る・・・涙
でも
やがて涙はあたたかい温度を持った星に変わる
思いを伝える流れ星の郵便屋さんになってふたりに幸せをはこぶ
ララララララ・・・なんて素敵な夜
ララララララ・・・他人には何てことないどうでもいい夜でも僕らには泣けちゃうくらい特別な夜 特別な夜
ああ・・・言葉にならない。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
愛するあなたへ伝えたいことはいつでもただひとつだけ
それは本当はね言葉にするのも恥ずかしいくらいの言葉
だけどその言葉を僕が言うとカッコがつかないや
あなたはそんな僕の姿を好きになってくれるかな
他人(ひと)より歩く速さもしゃべる速さも遅いのろまな僕だけどあなたにそそぐ愛だけは誰にも負けないから
それだけは心の片隅で憶えててね・・・
愛するあなたへ伝えたいことがありすぎて時々心に雨が降るけどやさしく君が笑うと凡て忘れられる
愛するあなたへ伝えたいことはいつもほんの一言
その一言ですれ違うこともしばしばあるけど
愛してる・・・その言葉には偽りはないよ
好きだよ・・・汚せない言葉だからね
これからも、そういつまでも・・・大切な言葉を胸にこの先の道いろいろあると思うけどけど歩いてゆこう
つないだ手を離さないで 心のつながりを大事にしながら光に手を伸ばそう ふたりの愛をたしかにするように あの言葉・・・僕たちをときに突き放しときに出会わせた頼りなくいい加減な運命に翻弄されながらも負けじと愛をつらぬいていこう・・・。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕らはキツツキ
夢をつつきながら
この長いくちばしで愛する人もつつくのさ
キツツキだから
今をつつきながら
明日のことやずっと先の未来のことも考える
僕はあなたのキツツキだから
僕は僕のキツツキだから
ただのキツツキ
されどキツツキ
腐っても枯れても
キツツキだから
キツツキ以上はできないけれど
キツツキらしく
キツツキなりに
生きていく
僕はまるでキツツキ
僕は君のキツツキ
君がお日さまならば
僕はその下に咲く影になるよ
いつでも陰ながら支えられる人になる。