詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
おそらく永遠に変わらない思い
もしや長きにわたる時の流れに負けてしまって
変わらないものが変わるべきじゃないはずなのに
変わってしまうっていうような危機的状況に陥ったときは
もう一度はじめてのあのキスのぬくもりをそのあたたかさを思い出して勝ちに行こうぜ 目指すはいつか夢みた未来
僕たちを変えにかかろうとしているなにかに不適な笑みをくれてやろう、隙あらば一発おみまいしてやろうね
枯れ葉が一枚枝にしがみついて 風に揺さぶられ 今にも落っこちそうな光景は俺みたいに思えたから俺自身を写してたから僕は負けるかって世間にしがみついているんだ
なんとかかんとかそれなりに危うくもまだまだ死ぬわけにはいかないからと何もかもが正しく進む常識の上僕だけがそれに背きながらそれに唾を吐きかけながら
その先にいつでも光を描きながら君ってもの好きな人とお手て繋ぎながらいろんな困難を一個ずつ跨いでゆく楽しさ今日もまばたきするより速い一秒にさえ愛をこめてそこそこ楽しんでいるぜ
カリッと歯切れのいいピーナッツみたいにたとえばそんな下手なたとえが成立するとしたら
僕もいつかはとある時間が来さえすりゃ世の中から影すら残さず消えちまう
らっかせいのような殻なんかじゃすぐだめになるさ
永遠に永遠につかめない夢より永遠に永遠につかめない自立が悲しいはずだから
お日さまの下
少しずつポップコーンのようにはじけよう
この僕と 目の前の君とふたりで綴るまたとないものがたり
変わらないようでやっぱりなんだかんだ変わらない関係で死ぬとき泣いちゃうくらい楽しい人生をたとえば約束したりするから
そんなふうに僕らは出逢い
そんなふうな繰り返しを僕らは続けていこうと決めている
さりげなく秘密裏に「愛」という文字に答を探してる
日ごと僕と同じように顔色を変える気分屋の空の下を物憂げに旅しながら。