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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1122] 星と飼い猫
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]

運命を越えて行こう
限界を越えて行こう
何もかも越えて行こう
誰も行ったことのない場所へ
君と行ってみたいな
まだ見ない未来の構図想い描きながら
幾つもの夜を越えて行こう
迷ったときは空でも眺めていよう

猫が鳴いて
星が流れ落ちて
月日も流れ去って
僕を大人にしていく
時間は知らんぷりしたまま
ただ季節を巡らしていく
美しく儚く始まり
そして終わって
まためまぐるしく始まる

繰り返す日々は
まるで夢のように
今日も僕の目を覚ます
始まる今日にあくびをして飼い猫におはようを言う
まるで当たり前のように僕は挨拶をする
おはよう
こんにちは
こんばんは
お休み
そして
また
おはよう
こんにちは…
繰り返す会話

そしてまた
猫が鳴いて
月日をさらって
潮は引き
また
潮は満ちる
そして僕はまたこの窓から星を眺める
願い事など祈りながら
猫の鳴き声を聴く。

2007/05/15 (Tue)

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