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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1165] 言葉遊び
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


毎日詩を書き続けることで
自分の精神を安定させてる
覚えた限りの言葉をかき集めて
あり合わせの言葉で
意味合いがとれるようにつなげたり切り離したり
言葉遊びを繰り返す僕

数えきれない言葉が世界に溢れていて
その中から
書こうとする世界にあった言葉を選ぶ
退屈しのぎにビー玉を転がしながら
途方に暮れたときには何もせず風の音に耳を傾ける

憎しみも
愛情も
やさしさも
悲しみも
すべてをひとつに束ねることは難しいもの
きれいに書こうとするとすぐに欲が出て最初のイメージとはかけ離れたものになる
だから難しいんだ
言葉を扱うのは容易なことじゃない
だから悩んでいる

急がなくても
焦らなくてもいいのに
どうしてか
時間が差し迫るような感覚にとらわれて
気づくと言葉の恐ろしさに息をのむ
まるで操られでもしてるかのように
僕は詩を書く
遊び遊ばれている。

2007/06/06 (Wed)

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