詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
指先についたクリームを舐めるきみ
僕の話を興味あり気に聞き入るきみ
夜空の遠くを眺めながら一番星を探すきみ
いろんなきみが僕の頭の中で微笑んだり怒ったり拗ねたり
器用に表情を変えてはふとしたときに泣き顔みせる
ウサギのような赤い瞳をして
抱きつく温かさに
愛の必要さを改まって考えさせられる
いつまでもいつまでも
こんな風に変わらない気持ちで寄り添えたり慰め合ったりできたら
それだけで幸せだと思えるよ
それだけをずっと願い続けてるよ
これから幾つの悲しみに出逢おうとも
どんなに世間から必要にされずはねのけられても
望んで売り渡した心は
ずっとずっと
きみが大切に大切に抱きしめていてよ
そしていつか
想いが実る日が来たら花を咲かそう
形のある命という花を
家族というかたく結ばれた絆を
生み出すんだ
僕たちのこの手で
生み出すんだ
やれるはずだよ
愛し合う二人なら
やれるに決まってるよ
愛し合う僕らなら
運命だって裏返せるはずさ
だからね、
絡まって分け合って譲り合って
不器用でも信じるまま歩いていきましょう
想いの実りを信じながら歩いていきましょう
裏切りのない僕でいること誓いながら歩いていきましょう。
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