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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1203] 名のない詩
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


名もない詩です

悲しい詩です

夕暮れの色よりも淡く切ない色です

きっと
私以外の他人には到底、理解できないでしょう
この気持ちを、傷みを理解するには
感じられなければ解るわけもないから

名すらなく

抜け殻のように空っぽかもしれない

でも
その人にしか解らない傷みは確かにあるんです
伝わらないとしても
確かに想いは詩の中に秘められているのです
だからこそ私は少しでもその人の気持ちを解りたい
ほんの少しでも解りさせてほしい
何年かかっても
僕は解りたい
その人の込めた
この詩の想いを。

名のない詩です

でも
ステキな言葉達の集まりです
楽しく踊って輝いて
時にはしょんぼり悲しくさせたり切なくさせたり色々です

この詩は何かを教えてくれます
たとえ名などなくても
この詩は僕に何かを教えてくれてます

それが解るまで
私自身も名無しであり
詩人だとは胸を張って言えません
だから私はひとりの人間として
この詩の気持ちに近づきたい
言葉の持つ意味を
詩の奥の奥に秘められた想いを解ってゆきたいのです。

2007/06/24 (Sun)

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