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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1228] 未来へと続く道(前半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は今確かに未来へと向かって歩いている
いわば旅の途中なんです
それぞれがそれぞれの速さと歩幅で歩いたり走ったりして
みんな当然いろんな悩みや迷いを抱えてる
でも少しくらいいやなことがあっても歩いていけるのは
きっと僕も見てるあの光が夢に続いてるから
それに向かってそれだけを考えてる
だから歩いていけるんでしょう

ほどけた靴ひもなら今度はぎゅっと固く結んで
もう今度はほどけないようにすればいい
時間の流れはとてつもなく知っての通りの正確さで
僕らをあっという間に大人にする
明日を楽しみにしてた頃からずい分月日が流れすぎて
あの日感じたときめきは悲しいほどの溜息に変わる

未来へとまっすぐ伸びるこの道
たとえ思い通りの明日がこの先こないとしても
僕は決してやり直せない道を歩いてきたから
それをわかっていながらも生きてきたから
後悔するよりもきっと時々そう考えてしまう
自分がとてつとても嫌いになる

あの日みてた光はずっと僕が変わらない場所にいても
消えずにまた追いかけてくれるのを待っているみたいに
僕の中で輝いている
夢に破れた誰かの中にもきっと輝いているはず

2007/07/06 (Fri)

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