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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1230] 迷い道
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は今どこへ向かって歩いてるんだろう
寒がりのくせに強がって寒い部屋に閉じこもって
子供みたいにいつまでも膝抱えてる

どうしていつも
こんな結果になる
こんなにも僕はがんばっているつもりなのに
どうして認めてくれる人がいない
空すらあんな遠く
夢なら尚更はるかに
僕をただやることだけやらせて疲れさせるだけ今日も明日も

迷い道 戻れずまた迷う
夢を捜して約千里
急ぐ道 突き離されるからよけい急ぐ
だんだん日は暮れていき
見上げる頃には気づけば空は真っ赤っか
夕暮れがカラスですら巣に帰すというのに
僕は帰る居場所さえなく
ただ迷い迷わされ帰れぬ家路
ああ 迷い道
明日も多分 迷う道
繰り返し繰り返し 迷う道
遠く揺れる影
沈んでく太陽
昇ってきた月
そしてまた 迷う道
何度も何度も迷う道
迷い道。

2007/07/06 (Fri)

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