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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1233] 小さな大きな僕ら
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いろんな見方でひとりの君を見ていた
まるでえらそうな政治家みたいに
君だけをずっと見ていたよ
僕が今言うつもりの言葉はきれいごとかもしれない
でも、気持ちを全部吐き出すにはこの言葉が一番合ってるって思ったから

愛を君に 僕が持ってる限りの想いを君に
全部が全部ウソであるならきっと僕が今君とこうしてる時間もありえなかったろう
君と行くこの先の道広がる世界は想うほど上手くはいかないみたいだ
それでも僕らは空に愛を誓う
思いきり伸ばした手はあの白い雲すらかすめられないくらい遠くあるけど

この広い世界の前ではいつの時代も
僕らはちっぽけな存在なんだろう
それでも一人一人がかけがえのない貴重な存在でもあって
少しややこしくて
でも理解するだけなら簡単なことなのかもしれない

君も僕も小さな大きな存在さ
それだけで片付けられれば楽だけど
過ぎ去った昔思い出しながら流す涙はきっとそれを許さない
こんなにも見上げる空は青く澄むというのに
夢はまだ遠すぎて少しだけ胸の奥がふるえたよ
今僕は胸に手を当て生きている証感じてる
そして君という大切をいつもいつでも気づかないふりして感じてる
涙を流すその心のどこかで感じてる

明日も明後日も
日が暮れて心なしか淋しくなった夕方も
新しい今日の始まりも
今日が終わるときも
いつもいつでもどこにいても
空に浮かんだあの雲のように真っ白な心で
僕はこれからもずっと生きていきたい
ちっぽけなように弱くみせたりね
たまには強がってみせたりもして
僕は君ともっともっと生きてる喜び感じたいよ。

2007/07/07 (Sat)

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