詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
空に向かって長くのびた梯子をのぼる夢
そんな他愛もないような夢の中で淋しそうな目で僕を見る君は誰かな
もう終わったはずだろう
何もかも
僕のシャツの裾を引っぱる君はだから誰なの
こんな小さなことで涙がでる
晴れた空はどこまでも果てなどなく
のぼる僕はいつまでも梯子の終わりにたどり着けない
君は少しそんな僕を笑ってた
空面にボートを浮かべて
乗りますかって聞いたのでした
ボートに乗って泳ぐうち
いつの間にか眠りこけ
目覚めたそこは夢のような素晴らしい光の中でした。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -