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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1301] とてつもなく長い夜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なにもない殺風景な部屋の中に僕独りだけ
なにをするのでもなく
ただ寝転がっている
天井を見上げている
追いかけるようにカレンダーにマル印
後ちょっとすれば君に逢えるだろう
また前みたいに君と夜通しおしゃべり
花火をやろうおっかない番組も観ようよ
時間も忘れて

少しずつ少しずつ君と逢える日に近づいてくる
けれどそれまでの時間が以外と長い
だけどとうとう君と逢える日の前の日の夜になりました
ドキドキする心
星たちが夜空に散りばめられた
宝石のようできれいだった
僕の特等席は屋根の上の一番高いところ
君がきたら今夜とおんなじように屋根に上がって
輝く星を観たいな

目をそっと閉じた瞬間
誰もがまだ見ないそれぞれの明日へと
待たなくても待っていても
この長い夜を超えて
僕は僕で待ち望んだ君に逢えるから
こんなにうれしいけど
他の人たちはどうなのかなぁ
この喜び愛を知らない人たちに分けてやりたい
イヤミなほどそう想う
だってそれくらいに僕はうれしいんだから

このとてつもなく長い夜は
僕を寝かさない
不思議なくらい僕を寝かさない
楽しみすぎて待ち遠しすぎて笑いが止まらないよ
心がはずむよ
明日はね君に逢えるから
大好きな君に逢えるから
たぶん僕はもうしばらくは眠れない
ああ 眠れない。

2007/07/31 (Tue)

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