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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[148] いつかの帰り道
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

いつかの帰り道
二人手を繋ぎながら
明日のことなどを話しながら帰る
話す内容などは作り話でもよかった
君とこうして並んで歩けるだけでも信じられないのに
さりげなく繋いだ手は冬の冷たさをそっと僕に教えてくれた

上り坂 下り坂
まるで人生を思わせるような坂道を二人歩いてる
この先君といられるのかな
そんな不安がどこからか沸き上がってきた

サヨナラはいつも突然に訪れて
人を孤独にしてしまうから

夕暮れがいつもの空を橙に染めている
君の影を伸ばすよ
ひとりぼっちじゃないんだと
思うたび
君を感じるたび思うことは
まだまだ知らないままでもいいと思うんだ

いつかの帰り道
いつかは帰る道
いつぞやの別れ道。

2006/12/25 (Mon)

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