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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1494] 扉を開けたら
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつもと同じ変わらない朝のこの風景
どうやらまだ僕は寝足りないらしい
こんなにも謎だらけの世界で
誰もがみんな頭の上ハテナを浮かべて
何度僕もそれに悩まされただろう

今見つめている
未来は遠からず近からずあって
ただ目覚める度
新しい朝へと新しい扉を開けて

そしてまた今日も
僕は新しい朝の扉を夢の中で開いて
目覚めたら遅刻で
僕は眩しい陽の光を浴びて急ぎます

今悩みを振り払い
苦しみの中で何かを探ろうと走る
迷いさえ振り解き
向かう先で僕はきっと答を知れる

扉を開けたら繰り返す
また新しい朝
また新しい今日
他人には何も言わせはしないさ
その人にはその人の苦しさや悲しみが
その人にはその人の涙や微笑みがある

僕は安易に言えないさ
その人にはその人の開きたい扉があって
その人にはその人の叶えたい夢があるから

僕にしても
君にしても
それ以上はなにも言えないはずだ
その人の人生にとやかく言えないはずだ
繰り返す日々の中
『親しき者にも礼儀あり』
忘れずに行こう。

2007/09/20 (Thu)

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