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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1579] 秋を見にゆこう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕の中にも
キミの中にも
思いはあるだろう
楽しいとき
悲しいときも
何かしら思うのさ

雨上がりの空の向こう
雲が広がってる
旅をしてみたくなるよ
どこか知らない場所へ
出かけたくなる

難しい話はいらないよ
簡単でかまわないさ
流れていく時の途中で
出逢うこの不思議に
あの日の僕を
あの日の自分を
重ね合わせてちょっと照れたように笑った

九月の幻 明日へと続いてゆく気持ち
それだけはどうか永遠のものであれ

九月の名残を少し抱きながら始まりへ
また僕は僕らは旅してゆくのですね

真新しい季節がまた
すゞやかなな風に乗り
一枚服を多めにさせる
水色のシャツを着てる
キミがくれたシャツを
着て出かけたなら
並木の道はもう秋の気配に染まりはじめていた

ちょっとすれば寒い冬ですね
早とちりの僕は
せっかちの自分は
コートとマフラーを準備していた

そんな今日は少し穏やかで静かな
気持ちよく晴れたある日の休日さ
ちょっと息抜き
並木道 散歩がてら公園あたりまで出かけてみるかな

今日が過ぎてしまう前に
暗くなる前に
日が暮れてしまう前に

秋を見にゆこう。

2007/10/05 (Fri)

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