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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1602] 黄昏に染まる世界で
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


心の奥深くに潜むたったひとつの真実
蹴り飛ばした未来
すべての闇を照らして謎を解き明かす


何を求め何を追いかけ
ボクらは生きている?
潤んだ目で睨みつけて
真っ暗闇のその向こうを輝きで照らす
黄昏が世界を包むとき
ボクはそっと歩き出すのだろう

飴色に染まった空の向こうに雲が広がる
手と手を繋ぐ様に
つかの間のやさしさは悲しいだけなんだ

黄昏に染まる夢をつかもうか
旅立つこの日に涙が流れないように
黄昏に染まる心を解きほぐそう

いつか
君に捧げた愛の言葉は時空を越えて
大人になったボクの心にそっと届くから
悲しんでばかりの毎日じゃ切ないね
だから
側に君がいてほしいどんな誰よりも

君がいてほしい

美しい夜の幻
立ちのぼる飛沫
偶然の出逢い
あの日見た夢の中で
黄昏に染まる空の下

暮れゆく海辺の砂浜で
愛が薄れてしまう前にキスをしようよ
輝く月明かりが2人を照らすテラスで

言葉を寄せ合い
思いを重ねよう

黄昏に染まった世界で
今、愛は確かな
真実へと変わってゆく

その時がきたらつぶやこう
誰よりも君を愛していると
そうしてボクは歩き出すさ

君と2人で
バラ色の明日へと
輝ける未来へと。

2007/10/08 (Mon)

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