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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1606] 100の好きな理由
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


桜の咲くこの道をキミと歩いてゆく
迷いは何ひとつない答はこの心の中

君が好きなその理由を100並べても
並べ足りないほどあるのにさあ
好きで好きで好きで仕方ないのです

理由なんかなくて
でも
意味はあるんだよ

ボクがキミを好きなその理由は きっと
キミの中に
そして
ボクの中に
封じ込められてる
不思議な恋の魔法のように
言葉にしなくても
キミへの好きな気持ちが
痛いほど
いつもいつでもあふれてる

100の好きな理由を並べても
答なんかありきたりすぎて
愛してるなら
たとえば
嘘でも言えてしまえるから
言葉以外のやり方でキミにこの気持ち
感じ取ってもらいたい

あたたかみ…やさしさ
分け合う
愛しさ…やり切れなさ
感じあう

瞳と瞳が重なり合う瞬間に
心と心も重なり合う

ずっと ずっと
変わらない気持ちでいるからね
ずっと ずっと
「愛してる」嘘なんかじゃなく

心を通して
瞳を通して
笑顔が生まれ
涙を流す
君が好きな理由
語りきれないほど

やさしさを集めて
夜の空へ放とう

それでも伝えきれない
思いは
抱きしめあって知ろう
その温かさで
独りじゃない
喜びをボクは感じるから
誰よりも今キミにいてほしいから
その笑顔を見たいから
どうか理由は聞かないで
ボクの思いを読みとって

嘘じゃなかったってうなずいてごらん
そしたらボクも
うなずき返すから。

2007/10/09 (Tue)

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