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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1610] 銀河
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


無限大な夢をひたすら追いかけている
これからもずっと
限りない夢を追い続けて僕は歩いてゆく
この長い旅が終わりをむかえるその時まで

遥か彼方に光る限りない夢をつかもうとしたんだ
遠い空遠い宇宙の果ての果てまで
届くようにと思い切り手を伸ばしたんだ
不安に遮られて見えなかったんだ
もう何ひとつさえ

あと少しもう少し光を突き抜けた場所
その先にあったのに
あえなく踏み外しちまったんだ
悲劇のヒーロー気取りの僕は言い訳ばっか繰り返していた
本当は何もできやしないのに
威張ってばかりの自分
時間ばかりがただ過ぎて行きます
ふいに目覚めた真夜中
星を見に行ったんだ
意味はない
パンクした自転車で
走りづらそうに
ガタガタと進む

ボクの瞳に映った銀河
この空の下
こんなに広い世界を覆いつくす
彼処に見えるのは天の川
「意味もないことしてんなあ」なんて思いながらも
笑いながら寝転び目をつむる河原
風が途切れそうな意識の中を通り過ぎて
目覚めたらまた
憂うつな日常が変わらない
日々をつれてくる

そんな日曜の夜
そんな日曜の夜
そんな日曜の夜

今も時々ふっと思い出すよあの夜を
意味のない事から何かが生まれたなら
良いなと思うこの頃無意味なことなど
ないと信じたい
あくびをしてる今も憂うつな休日も
意味があるって
心から思いたい

そんな二十歳の夜
そんな二十歳の夜
そんな二十歳の夜

夢の中に未だ残る
あの日見た銀河
きらめく星たち
追いかけてた理想

叶わなくても
いつになろうと
夢は夢
違う未来を生きてても
夢は夢
捨てずに
大事にしていたい
捨てたら
夢が夢じゃなくなるから
追いかけてた足跡はいつまでも
こ胸の中に

残しとく
残しとく
残しとく ずっと。

2007/10/10 (Wed)

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