詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
誰も皆 嘘に染まる
惑わされても惑わされたと気付かずに
惑わされてないと言い張るばかりで
心が騒ぐよ 愛される夢がまた見たいな
裏腹なまでに世界は
もう一度輝くんだよ
誰も皆 白く染まる
惑わされても惑わされたと気付かずに
惑わされてないと言い張るばかりで
心が騒ぐよ 愛される夢がまた見たいな
想像よりもはるかに
この世界は広かった
手のひらに舞い落ちる
雪はやがて水に変わる
せつなさを押し殺すよ
いま冬が始まるそして街は雪に埋まる
冬のものがたりが僕らを幻想の夢の中へとはこんでくのかな
それぞれが張り詰めた心で凍り付いたまなざしを誰かに向けて
愛の言葉何気なくも悟られぬ程度でさりげないように叫ぶだろう
遠回しの『愛してる』を叫ぶだろう
舞い降る雪にささやかな願いたくすように。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -