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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1829] ふたりの約束A
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


それは解決への糸口
輝く明日へと飛び立つ前の合図さ
だからふたりでやればきっと大丈夫
きっと乗り越えていけるから信じて
頼りない背中を精いっぱいやれるだけ限界までピシッと伸ばすからどうかついてきてほしい
僕の後をついてきてほしい
不意に涙あふれ
心ぐらっと揺れた
何気なくもさりげなくもつぶやいた言葉に君は涙ぐんでいた
僕はいつの間にか
そんな君を抱きしめていた 胸に引き寄せ抱きしめていた
気付けばこんな当たり前な幸せや誰かを愛し誰かに愛されるような毎日を求めていた僕だったから
こんなにも笑顔になれる
幸せありあまりこぼれ落ちる
だらしのない笑顔がまたひとつ顔に咲いた
君が許したたったひとつの愛情で僕らはつながり愛し合う
君は許してくれる
君が許してくれるならばほかに何も求めないよ これこそが僕が念願求めていた幸せの形だから
幸せの風景なんでしょう
あの日したふたりの約束はずっと守りたいと胸に誓いながら果てない空を眺め恥ずかしげもなくいう
『世界のだれよりも
どんな何よりも
君だけを愛してる
これからも愛し続けるから。だからこそ
約束はこのまま生き続ける』
時空を越えても変わらないたったひとつの紛れもない僕らが見いだした答。そしてそれは僕らだけの愛の真実なんでしょう
ずっと変わらないふたりを固い絆で結ぶ
決してほどけない結び目
愛し合うふたりの永遠の誓い
幾度重ねてきた日々
雨の日も 風の日も
どんな日も
ふたり乗り越えてきたからこそ今があること
時間(とき)を越えた今だからこそわかることがある 心に生まれたかけがえのない輝きが今僕らを生かし僕らの瞳に映すだろう 鮮やかな瑠璃色の明日を 鮮やかなバラ色の未来を やがてつれてくるだろう 僕らのそれぞれの心の中にそっと宿していくのだろう 気がつかないうちに宿すだろう。

2007/12/10 (Mon)

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