ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 涙のさよなら

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[184] 涙のさよなら
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

心にある気持ちを言葉にするのは簡単そうで難しい
現に僕が君に伝えようとして伝えられなかった
悲しくもありもどかしい気持ち
でもどこか満ちてるような不思議な気分
夕暮れ時、小指と小指で約束
「また明日ね」ってそれだけでまぁいいかなって
許せていた自分が少しだけ誇らしい
この恋はきっと叶うことはないけれど
叶わずとも君と出会えた
それだけで十分だって思えた
そう心で呟く

だから 涙のさよなら
必死で涙を堪えて
笑顔を見せて
できるだけ今を楽しむように
できるだけ今が楽しめるように
悲しくとも 涙のさよなら
だからせめて今だけは輝いていてね
心の中でキラキラと輝いていてね

目に映るすべてが
涙で見えなくなる前に。

2007/01/01 (Mon)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -