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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1881] えんぴつと消しゴムの歌@
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


すり減った消しゴムや使い込んで短くなったえんぴつは使いづらくて用なしだからって言って捨ててしまっていいのですか

まだ使えるのに
まだ使えるのに
なぜか人はすぐに新しいもの新しいものと次々に最先端を求めて少しでも使いやすいものをと古いものを使い込んでいようがいまいがすぐに買い換え捨ててしまう

まだ使おうと思えば使えなくはないのに
むしろ使えることなんて使っているあなたも使っていない他人にだってわかるのにやれ使いづらいだのやれあきただの別のが欲しいだのと人はいいわけをしてその場しのぎでごまかすんだ いつも自分の中で明らかに悪いとわかっていることも正当化してやり過ごすんだ 自分が有利になるよう自分の毎日がもっと楽になるようにとつまらない欲を先走らせる

最後まで使う気がないなら買うなよと買う資格もないのさと思うんだ僕は
そんなんで捨てられちゃせっかく欲しくて買ったものなのに使いきられないまま捨てられて浮かばれないし可愛そうだ
なにより買った意味がないだろうな

最後まで買ったからにはという責任感をもって使いきってやれよまだまだそれは使えるというのに
自分たちがまるで人類の支配者のような顔をする人間の身勝手さで自分たちをも滅ぼしはるか昔から支配者だという愚かな勘違いを抱いたままここまで人類は来てしまい地球をも滅ぼしていることにも気付かない愚かすぎる人たちのおかげで地球は壊れるカウントダウンはもしかしたら始まっているのかもしれない壊れていくまでのカウントダウンがこんな腐った人間たちの住む世界を終わらせようと刻一刻と迫ってるのかもしれない

使おうかなと思うその気持ちさえあれば
一人一人でも少数でも真剣に少し考えてみるだけで世界は変わるんだ
一人一人が真剣に考えてくれたらいいな
自分だけが住んでるんじゃない自分だけが中心じゃない自分

2007/12/20 (Thu)

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