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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2092] あかし〜それは光
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


※それは それは それはね
いつか いつか いつかのね
私という私が生まれた日の確かなあかし

刻まれてゆく記憶の中に思い出がまたひとつ鮮やかに刻みつけられた
同じ時の音を聞き分けながら人は皆誰だって最後は大切な人の手を握り目をつむりたい

揺るぎない愛を胸に抱き いくつもの言葉を綴ってゆこう
年をとって 空を眺めて 退屈な日もありゃ楽しい日もある
だけど繰り返すすべてはいつか終わるから
永遠のモノじゃない
だけれどそれでも人は記憶に刻み自分の瞳で明日をとらえ夢をこの手でつかみ
そうしながら人はいつか床に伏せ炎と燃えていき空にのぼるのさ

いくつかの喜びと悲しみをふたりで分け合うように 涙さえ抱きその悲しみからの痛みはふたりの心に傷をつける 僕はそんなときなにができるだろう自分ばかりの傷跡を痛がって泣いてばかりじゃ救えないのさ 誰も

だから つよくなって だから 君を守る為に つよく つよくなって
なれたならば君をいつかつよくなった僕でつよくつよく抱きたい これでもかというくらいに
つよい つよい男になりたいな 誰よりも
君を守れる人になりたいな
君を守るにふさわしい存在になって
そばにいても恥ずかしくない男になって君にみとめられたい

見えそうで見えない深い深い明日という霧の奥に絶望も一瞬で希望に変えてしまうほどのほんの長い長いこの旅路(みち)の途中でめぐり会った生きていく理由(わけ)や意味にも相当するくらいの生きていこうと思える大きな大きな生のきっかけをくれた君に永遠の愛を誓う
いつか見出そうかと想ってた生き甲斐(ひかり)までもを与え 心の闇に目映い輝きで僕の世界を明るく照らし ただ無防備に君はたやすく僕のわだかまりを笑って消してみせた…
※繰り返し。終わりは始まりだと また新たな始まりの合図なんだと言うように君は

2008/01/28 (Mon)

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