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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[22] 電子レンジ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

不安な気持ちはいつになっても変わることはなく
僕の中で思い出だけは美しく輝いてる

痛みと迷いでどうにかなっちゃいそうな夜も
君なしではきっといられなかった

電子レンジみたいにすぐには温まらない
恋は時間をかければかけただけ
二人の距離が縮まるから

喧嘩したり
気まずくなったりするのは当然さ
君と僕は恋人と言えども別の人間だもの
付き合ってみて合わなかったり
一緒にいて退屈だったり
そんなのは近づいて見なきゃわからない
話してみないとどんな人だとかはわからない
きっと恋ってそんなものだろう
触れ合いが大切なんだろう
君といてわかったよ

愛してるだけじゃ物足りない
臆病にならずに私を抱きしめてよ
あの日の言葉が嘘じゃないなら
私をもっと欲してよ

同じ歩幅を歩く僕ら
明くる日の僕らはもう未来の僕ら
少し慌てるぐらいがちょうど良い
のんびりするのもいいけど
のんびりし過ぎちゃうのもダメみたい
だから
もう少し早く
今日から
今日がダメなら明日から
愛を温めていこう
僕なりの精一杯で
君を愛していこう。

2006/12/12 (Tue)

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