詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕には俺は似合わない
僕にはやっぱり僕の方が似合うのさ
僕には僕が似合うのさ 何故だというならそれにはちゃんとした理由があって
それは俺よりも僕と言った方が自分にしても相手にしてもやさしく心に響くだろ なにを思おうと人の勝手だけれど 僕は僕 昔からのこれは決まりのような呼びなれた自分への呼び名なのさ だから僕はいつでも僕でしかなくて 当たり前だけど僕以外の何者でもないのさ どんな僕でも呼びなれた名前で呼ぶのが一番いいと思う 昔からずっとずっと変わらない僕を僕という自分の名前やそんな呼び名で自分を呼んでいることに気づいたときから最初はあまり気に入らなかったのも事実だけどいつの間にか気づいたら大好きなこの呼び名で自分の名前が誇らしく言えるように僕は僕を僕と呼ぶことに何ら違和感もなく呼べるようになったんだみんなからは幼いだとか歳に似合わないなとか言われたりするけど今さら変える気なんてないのさ 何故ならば僕は昔から僕以外の何者でもないし 僕を僕という以外に呼ぶよりないし呼び方もそう言った方が 俺なんかとかよりずっとずっと丸みがある言い方でみんなからも好かれたりするみたいだし けっこう気に入ってるこの呼び名をこれからも サイドネームのように本当の名前の隣に書いとこうかな僕は僕ですとわかるように
この呼び名で僕は僕を僕は僕としてこの名前を誇りにしたりして僕は僕としての毎日を僕としておくるだけさ 僕は僕を僕と呼び名乗りながら 僕は僕だからたとえひっくり返っても一生この先も変わらずどこまでもどんなときでもこの名で自分を僕と呼ぶだろうね僕は僕以外の何者でもなく僕でしかない それ以外の何者でもない愛すべき名前を愛している この先もずっともっとできる限り愛していきたいんだだから自分を僕と呼ぶことを恥ずかしいとかだなんて思う必要なんてないと思うむしろ素敵さ何故なら僕は変わらず僕なんだから。
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