詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君だって つらい思いをしても弱音を吐かずがまんして
がんばっているのに
僕だけ 僕だってなんてずるい言い訳や言い逃れなんかして
逃げてばかりの毎日
少しは貧弱でも大人なんだから
中身は別にして大人であるからには
大人らしくするべき何だという
事くらいはわかってるけど それなのに…
なぜか振り返れない消えない傷だらけの過去があるみたいに 見えない傷跡がおびただしく広がってる
なぜか素直になれない後ろめたい事なんてひとつだってないのに 僕はまだ心から大人にはなれないらしい
なぜなら大人になることにまだ成り立てで慣れていないから
大人になるための乗車切符はまだ君に預けておくよ 予備に取り寄せたこの地図はもう僕には届かない縁のない夢までの道を記す地図だから悲しいがこれでおしまいだから返品だ
想像することは出来るけどその人の気持ちや境遇になることは出来ないしその人の痛みを代わりに受けてあげる事も出来ないから
だから悲しいのかな あの時も あの時も今なら全てをくまなく思い出せる
気づいたなら勝手に想いだけが遠くへ先走り 一人歩きの日々 ここにいる僕にはなにも届かないから知らず遠くにいる僕からはなにもみえないのになにがいえたというでしょうか やれたというのでしょうか
それはわからないけどどの道を選んでもそっちの道を選んだとしても変わらなかったでしょう
今のままいやなことがあればすぐ投げ出してしまうような僕では 走り書きするようにただなだらかに流れ落ちてくようにゆるやかにすぎて行く日々 回り回る時計の上を走り回り動き出す時間がくれば止まったり動いたり忙しい世界の中でいろんなごたごたにとっちめられて にっちもさっちもいかぬ追われることばっかの日々にグチばかりをもらせば止まらないくらいさふつうに考えればなんて事ない毎日なのに難しく考えるから簡単な事も難しくなる。
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