詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
それがあることに慣れてしまった世界にいる僕たちは また新たな悩みの種を自ら落とす
生まれたときから電子世界の中で病気にかかったみたいなもんだ 古い花は片っ端から焼き払って新しい花ばかりを咲かしてる現代
僕たち いつでも
それがないとなんだか落ち着いていられない
手放せず今も手の中上手に指で絡めて収まっているよ それがいつでも二人をつないでる
いつでも君に逢いたくって電話をかけるけど非通知の方が日常的に多いんだな
ろくでなし
ろくでなしとそう呼ばれ続けてはや幾年か
僕はろくでなし
君はいつでも僕に思えば無表情しか見せたことがないね 奴の前以外では笑った試しがない
番号で暗号化した秘密のパスワードって語呂合わせでやるけど
そんなにうまくいくの 全てをまるく納めるなんて虫が良すぎる話じゃない
僕らなんかこの頃さめた振り 後に残る…残すつもりの子孫にもそんな悪い世の中を見せたくないって一市民の僕ごときが立ち上がって
みたらなんか意味があるのかそれはわからない 役不足の人数不足かもしれないけど やるだけやらなくちゃどんどんだめになってくばかりだから『そんな世界みたくないし墓に入った後だってもう関係ないしみれないがそんな世界にしたくない』だって僕が住んでた世界だからね知ったこっちゃないはあまりに身勝手で不親切だろう
お呼びじゃなくてもすぐ駆けつけていく 墓の中から飛び出して 土を掘り 墓石をどけてゴー
こんな世の中で唯一生き残った正義の味方 そんな世界を見せられないさ次の世代にはもっとだめな世界になる前に洗濯をしなければなるまい
正しさを重んずる人あり
売れない歌手だってべったりの彼女の前で歌えばたちまちロックスターにだってなり得るんだから
どっちみちもうやるっきゃないからそれで良いじゃん ねぇ平々凡々の日々曰く発信元は僕らの正しさを信じる心から。
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