詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
言葉の色 言葉の形
様々にある
沢山のまだ知らない言葉 こんなに書いてもこんなに書いても浮かんでこない
このままそうなのかな 目をそっと静かに閉じて終わるときまでも
僕の中にあふれ
絶え間なく
流れています
君の中にも
あふれています
ひとつの言葉を言うにしたって
ただ言うだけが言うだけじゃない
そのひとつの言葉にもそれぞれ言葉の言い方よって受け方にも明らかな違いがあるのさ
それは 心
言葉は人の心だってたやすく動かせる
自分に暗示をかけるようにだめと思えばだめになるときもある
だけど良いと思うから出来るときもあるんだ
人を死に追いやることだって出来るんだから
それぐらいの力があるならば自分を励まし勇気づけよう
そういうことも出来るはずだろう
きっと自分を責めたり
他人を傷つけたり
人生に皮肉り愚痴を言うことばかりのためにあるとは思えない
だから誰かをその言葉で安心させたり
泣きやませたり新しい一歩を踏ませることだって言い様によっては出来る
だから神さまは言葉を汚いことばかりに使うと知っていながらも人間たちに言葉を与えたんだ
そして地平に太陽が昇り海ができ何万年もの時間の間に私たちは言葉を学び生命も進化と退化を繰り返しいらないものははぶかれ必要な残されるべきものは残された
そして完璧な形になり進化も退化もしなくなって完成されたそれが今の形
そうして僕ははじめてこの地面を歩けている 今つまり今日に至るわけなんだ
そんなすごい生命の営みが繰り返されてきた地球を僕はいつも歩いてる 地球からしたらちっぽけ存在でしかないけど
僕はきっと素晴らしいその命のひとつなんだな だから いらない命なんてひとつすらなくひとつひとつに存在する意味があるのさ それはそれぞれが知ることができる君にも僕にもわかる自分の心の生きてるんだと高鳴る鼓動
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