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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2311] 僕より君の方が大黒柱
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕よりずっと大人びている君の心
僕なんかよりずっとできた頭を持つ君
大切なことはいつでも忘れてから気付く
それもだいぶ後になってから君にきかされる それから気づく

なんか少し心の雲行きが怪しくなって
僕らの関係も怪しくなったらイヤだな
絶え間なく時間が流れ
行き場もなく居場所さえない気持ちはあっちこっちさまようだけ
君に聞かされた事はだいたい悪いことが多く
様々な悪評に僕は取り返しつかなくなってから 運が悪いのか単に鈍感でばかなだけなのか気づきます

小さく高鳴る胸の奥 いつだって君に助けられてから気付いて
その愚かさにもありがたみにも気付くのが遅い僕は君の意地悪そうな笑顔に
何故か止めどもない愛らしさを感じるのは偶然じゃなく
むしろ必然だと想う
運命っていうなら
そう 必然からの運命さ 偶然からの運命じゃ決してないよね だってこんなに僕ら
喧嘩しながらでもうまくやってきてるから
その証拠に今日までを暮らしてきたじゃないか マジで

まるで 君が男の僕より重要な役目を持つ大黒柱のように
影の土台さえも君で 君という支えがなけりゃ役立たずの金食い虫の僕は倒れちまいそうな ひもも同然だけれど君から比べればただの虫に食われた細いケヤキの木でしかないだけれど君はヒノキのように 僕を全面的に助けてくれていた
僕はただそれを自分の実力なんだと過信して ばかみたいに重ねていた 日々はどことなく 今から考えれば愚かに思える 君にも悪くなる 流石に

いつまでもいつまでも
それでもそれでも
君は 君は 君は
僕の永遠の恋人
愛までも誓ってくれた 心配だからなんてかなりカッコ悪い形ではあるけど なんにしてもめでたしなんて
恋敵を後目に僕に愛をくれた君に感謝を ありがとうのひとつさえ恥ずかしくってなかなか言えなかったけど やっと 言えるよ。

2008/03/15 (Sat)

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