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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2314] 未来から過去へのメッセージ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


おそれている
なにかに
おびえている
いつでも

歌っちゃえば
なんだって
歌になるのさ
聞いたことも
ないくせに
エラそうにするな

君は確かに頭もいいし
気が利く
でもそれだけにつまらない人生だな
直すとこがないもん

完璧な人生なんてつまらないで終わるよ
だから不完全で不器用な僕で良かったな
心のそこからそう思える今日が何より嬉しいから 過ぎ去る前に言い残すよ
ありがとう
ありがとう
それ以上
これ以上 何も言えないから
とりあえずは 残すよ
この歌を この言葉を

届け 僕の小さな声が作り出してく
逆さまに逆流するようにおかしな時の流れ
昨日の僕に未来の今日の僕から届くよ
明日っていう一歩先の未来からの小包が
それははるかな未来にならないと開けられない大切な生きてきた証がわかる
メッセージの入った
今僕がいる未来までずっと開けずに残しておくべき大切な贈り物さ 未来の僕じゃないとわからない
大切な言葉

そうして何度でも
繰り返すだろう昨日から明日へとそのまた昨日から…とすべての僕がくたばるまで終わらないはるかなるこの出来事

たぶん知らないところで今も始まってるんだろうな
今もどこかで
今もどっかでは…。

2008/03/15 (Sat)

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