詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
通り過ぎる日々
まるで映画みたいに
どことなく悲しい
ラストになりそうだ
まさかの展開に驚いた様子の僕は小手先だけの歌を唄っていた
君はこんな僕の事を
天使のような優しい笑顔で見つめて小さく笑った
見つめ合うこの一瞬に全てがまるで星のように輝いて
立ち止まった 時すらもふたりの未来を
見えないものは無理矢理形にするのではなく見えるまで待つべきだろう そうだろ?
そのもどかしさに何かとっておきの魔法をかけて
思うより簡単なんだただ難しく考えて疑問を難問に勘違いしてるだけで短絡的に考えてみよう誰でも持っている それはひとつ上の応用問題と思ってさ
冒険心をかき立てるような何かがその先で僕を待ってるはず
もう全てがどうしようもなくなったら僕を頼ってよ
そのための僕だから それでも君が未来までも誓ってくれないにしても
雨がなにもかも目に映る全てを曇らせていく 悲しいことばかりが頭に浮かぶ
目隠ししたみたいに
世界がひどくひんやりしている 冷たい光
君だけが描ける明日をいま見つめながら
誰にも描けない
誰も知らない
未来を撃ち抜け
君だけの扉開いて
君だけを見つめて
過ぎ去る時間の外枠を歩く 君とは別の明日へさり気なく僕はゆこう そろそろこれからは君と別れて自分のために生きてくべきなのさ
かなわない恋は悲しいだけだと知った
何年…何十年
あとちょっとしたら
ひょっとしたら
明日かも その日は
わからない目に映るものが全てとは限らない 時に自分の意思を自分は簡単に誰も傷つかないと裏切るから それもどうか怪しいもんだ 予想はくたばってもくたばらなくてもどこまで行ってもただの予定にすぎない
予定はたまにくるうから 僕の知らない君だけの物語の第2章 もう一つのシナリオがいま始まる
扉は開いてく
君のためだけに夢へと続く道も ああ。
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