詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
通り過ぎて行く日々に飲まれながら
いくつもの後悔の中で昔を振り返ってばかりいるよ 立ち止まっていたら見えてたしるべ見失い 完璧だったはずの未来もその小さな油断で大きく変わってしまった
だけれどそれなりに悩みはあるけれど
なんとかだけどやっているよ 自力で出来る歳だもの 今の僕は もう
ありふれた歌を唄って 奏でている音色もみんなとそうたいして変わりなんかない
どうやってこれからを生きていけばいいのかな 力ない声でつぶやいてた それさえも今は探してる途中で
探し当てることも難しいんだ
心の中の迷路が複雑に絡み合い 出口さえも未だわからない 永久パズルだ 見えない何かに骨太い背中を押されながら
絶え間なく続いてく それでも日々は殴り書きするみたいに記憶のページに証を刻んでく 今日もまた
夕陽が永遠の彼方に沈んだら 君の愛してるがまた欲しいのさ 明日も欲しいのさ じゃないと空っぽになった心が
泣き出しちゃうから
入りきれなかった分の心からあふれた涙が頬を今伝う 瞳から流れてきて
見た目ほど出来た奴じゃない 外の世界の奴等の理想の高さに腹が立つ
闇に浮かぶ月が見えたら新しい今日を生きる分の失った強さを君から貰おう
強くしてくれるのはいつでも君の励ましと変わらない君だけのその笑顔が僕を闇から救い出してくれるのさ
落ち込むすんでのところで 今日も勿論
『運もツキも全くないなあ』なんてほざく夜 あざけるような奴等の顔が見れるよう
遥か彼方を指し示す また今日も永遠に沈んで行く 自らの身を焼き焦がした傷だらけの黒い太陽
それは僕そして君
今日もおちゃらけた1日が終わる ただ静かに
だから僕もなにも言わず仕方ないからと目をつむる 夢に落ちる せめてその日にいられる意識がある昼間から無意識の夜に明日目覚めるまで見る夢がどうか楽しい夢であるように願いながら眠る。
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