詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どこまでも続く空
この道をたどっていけば君に行き着くさ
手を振り笑う君に
僕はずっと溶けだした夕空の向こうへと
消えてく 君を見つめていた
今日という1日はもう二度と戻らないって
当たり前なこと大事に抱きしめられたら
幸せさ
なーんてすばらしい日曜日なんだろうな
さよなら心の休日よ 心の平穏を守る
日曜日はそんな自分を捨て去るように
拭うようにまた新しい気持ちで開くための今日の扉なんだね
言葉を紡ぐように
詩としての言葉でつづるようにうたう
心の安息日が今日もまた来て 君の不安を取り去ってゆく
だからこの世界に生まれられた喜びを抱きしめながら生きたい
そう感じることで心は休まるさ
そう感じることが正しいんだと
いつでも いつでも思っている
影は夏になれば長くのびるよ
心の不安の影も終わりに近づくから日々のびるけど
大切な事だけ
通り過ぎる今日に思おう
もう終わりからしたら今日で今日の僕は死んだも同じだけど
夕暮れ時 空は赤らんだ僕のほほをやさしくなでた
さわさわと揺れる穂波をかき分けるように吹く風もここでこの時の流れのどこかで生まれて吹き始めた
何十万年前から生まれたのかな
何百万年前から吹いてたのかな
なんて考え出したらきりがないけど
そんな昔話を語っても
青空の澄み渡る夏
今もおぼろげだけど思い出すから
悲しくもなるしうれしくもなるんだな
そんな安息日
そんな安息日
そんな日曜日
そんな日曜日
今だけは君を二の次にして僕だけの時間として過ごさせてもらう
僕だけのためにもうけられた 与えられた時間だから
ゴメンね たまにはそんな気持ちも大切だよ
君にしても
ひとりぼっちになりたい気持がある
黄昏が包む空まで
逃避行
君の居ない夏へと
パラグライダーで急降下したい。
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