詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
たったひとつの笑顔が明日の自分を変える
たった一度の出逢いが別れに変わるまでは
目いっぱい精いっぱい笑えるうちに笑わなくちゃもったいないよね 笑えることがなくたって無表情じゃつまらない
ただの明るさや性格じゃない
きっとその人の中の光がしめしてる
その人だけしか持つことを許されていない
その人だけの輝きをいま笑顔で空に返すんだ
生まれられたことの悲しみじゃなく
いつかくる終わりをもしのぐ喜びを
生きていられるうちに笑顔で表すんだ
数万回の涙より
数億回の深いため息よりも
数万回の笑顔さ
数億回のばか笑いが良いさ
無限にも続く人生なら喜びは半減していた
おなじでも全然違う 涙をこらえて浮かべたその笑顔がきっと強さとなるんだ
涙で育つ花は枯れやしないんだ
取り決められたわずかな時間の中で人はなにを残しなにを成し遂げるんだろう
そんなのたかがしれてるけど
逃げられない 戻れない
だからそれならば走れるうちに走っておいてあとに残した努力の成果が作り出した船に乗っかって楽になれるまで頑張りぬこうよ
いつの日かその努力が報われるときまでは頑張らなくちゃ
努力は怠りません
繰り返す日々はなんのために繰り返されるのか
笑う門には福が来たるけど笑わなくちゃ福も逃げてゆく
だから目いっぱい笑って福を沢山まねいてゆくのさ
悲しみと喜びの狭間で目を回す日々
愛し合えされる数だけ複雑になって見えなくなるふたりの真実
想い出だけが通り過ぎてゆく 星が語る自慢話に聞き入っても楽しくなんかない
他人に合わし自分を引っ込めて他人の意見を立たせる
それも違う角度から見ればけっこう幸せだということに気づいた今ならばきっとわかるだろう すべてを隠す嘘も無理なくせにふいにしてしまう強がりもきっと無駄にだけはならないからもうそろそろ立ち直るんだ 僕よ。
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