詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どこまでもこのまま落ちていけば
それはきっと楽だろう
だけれど僕の夢への追走はこんな所では終わりはしない
こんな所で終わるほどちんけでもない
こんな所で終わるくらいならば最初から目指すことなどなかったと思う
それくらい賭けてんのさ
夢みてる場所はそれほど簡単な道じゃないけど
あきらめることなんていつだってできるから
どんなに険しい道にさしかかっても僕はおそれず逃げも隠れもしないで
ひたすら立ち向かってゆく
そんな今日へ
明日を目指して
光へ一歩ずつ向かうように
まとわりつく闇をはらい悲しみは胸の中で粉々に噛みつぶすだけさ
宇宙の塵みたいに考え方ひとつで小さくなった不安もあるよ
光り輝きながら僕を吸いこむ
あいかわらずあの日から地球の呼吸は荒い
心ない人たちのせいで
気づきもされないで汚しつづける
きれいなからだを
青い地球もそのうち汚しつづければ黒ずんで群青色みたいになる
心の空が晴れたら
夢をみて目覚めた君の目に映るのが
たとえ全て夢でも
歩いてく価値はある
生きてく値打ちがある
人には誰でも 追いかけて犠牲を問わず守りたいもののひとつやふたつあるはずだからさ
この気持ちははるかな時を超えた未来で僕に届く
周り巡って戻ってくるさ
なにもいえない僕が
なにをいまさらいえるんだろう
形に出来ない思いはいったい何処に消えるんだろう
心の中に消えない夢までの在処を示した地図を広げるんだ
夢をもたない人の目には見えない道筋を
この足で一歩一歩踏みしめて目指してゆく
やがて見えてくるんだろうな
あんなに近くに今はある
あんなに遠かった場所が
遠ざかる景色にうってつけのさみしさを混ぜた絵の具で心の中に描いていった切なさにも似たとても淡い色の集まり
それはいつかの僕の姿でこれからの日々を映す鏡。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -