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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2695] カレンダーにない季節
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なにもいわないで
なにかいいたくても言葉に出さず
ただお互いを ああ
見つめ合っていよう
まばたきもせず

永久の時間が流れる世界の中で
どれだけ二人 お互いを嫌いになれるか
そうじゃなくどれだけお互いを好きになれたのか
さよならする前に確かめよう もう一度だけ
もうこれきりさ
これを終えれば
もう次はない
もう一度はない
最後の確かめだよ

答を僕に教えてよ
ずるくてもいいじゃんか
二人 共犯になりゃ
全てが丸く収まる
ずるいやつ同士になろう
二人でやりゃ怖くなんてないはずだよ

Baby 側にきてよ
Baby 空を見上げて
Baby 夢みようよ
Baby きぼう背負って

ミルクみたいに
真っ白な心
冬の空のようさ
その
真っ白な心

だから僕らも真っ白に染まろう
もっともっともっと真っ白く…

さあ カレンダーに無い季節の中で
走り抜けた広いだけが取り柄の校庭に咲いたよ 幻ふたつ並んで
ああ 次の季節を告げる 深まる気配
駆け抜けた夏から秋への模様替えとその色の配色作業

混ぜるのは僕さ
君は並びかえるだけでいい
礼金はないけど
高くはずむさ 今度のクリスマスには

たくさん バイト代が入るから 入るから…

待っててね

言葉ははずむ
踊り出すリズム
跳ねまわるよ
搾り出す果汁
偽りのない100%の混ざり気のない気持ち

カレンダーに無い季節の果てで出逢おう
その終わりに二人
出逢いましょう
カレンダーに無い季節はもうすぐ終わる
その始まりを二人
思い出しながら

最初からなかったと思うか あったんだと思うのかはその後のストーリーを生きてく僕と君だけが知ってる秘密ごとさ

だから リンドン…

鈴を鳴らしながら窓をたたく雪と楽しくおしゃべり。

2008/07/19 (Sat)

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