詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
間違えじゃない
これが僕の夢
間違えてなんかない
まさしくこれが夢
同じ事の繰り返しの中で同じ想いがループしながら
叶えたい
抱きたい
そう願いながら僕はいつか未来へテレポーテーション
ひとり悩み苦しみながら涙も流してきた
だけれどそのたびに励ましてくれたのは君だけでした
うれしかったから
愛をあげた
君も喜んでくれた
二人うれしがった
憂うつな日々が積み重なってゆく
積み木がやがて崩れ落ちる時には僕はたぶんこの世にはいないさ
だけれど追いかけてる消えそうで消えない夢の影を
いつかつかまえてみたい
この手で
そしてこの目でおがみたい その姿を
夢に向かってく
列車の中
余裕そうに居眠りする僕はぜんぜん余裕なんかじゃなく
それよりあきらめに近い感情抱いて
次の駅をしらせるアナウンスにも
次の季節をしらせる暑さや寒さにも
耳を閉じ 目をつむりなるべく時間の流れから避けて生きていた
僕は夢から見放されたんじゃなく
自分から追いかけるのをやめたんだっけ
思い出して今ごろ気づいて走ろうとした足がもつれて空回り
見上げた空の夕暮れに溶けてしまいたい
そんな気分でなおも青空がのぞくのを待つかのように次の機会をうかがうあきらめの悪い僕
それが夢をつかむコツなのかわからないけど
僕は何度も何度もしてきた失敗の流れの中でいつかただ一つの成功を見いだせる
そう信じてもう一度歩き出す だいぶ出遅れのスタート
一位を決める奴よりゴールまでビリっけつでも走りきる人のような頑張り屋になりたい そう願う
僕だけがつかめるひとつだけの夢
たとえ誰かと同じようでもそれはそれでどこかがきっとオリジナル
みんな同じって事はないさ
特別ばかり求めてもいられないけどロマンは確かに輝いてきれいに見えてた幻の日々。
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