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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2739] ヒッチハイクでゴー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


もう二度と戻らない
時計の針はもう終わりの時間をつれてきた
長い針と短い針が重なり合った瞬間で何もかもが終わる

よく削って尖らせた石器のような
トゲトゲした心を君のやさしさで丸く削りなおして

今 ちょっとだけ遠出してみたいんだ
こんなひとりぼっちの旅に出たいよ

ヒッチハイクでもしながら
どーせ終わりゆく時に向かうならば
すべてが終わる前に精いっぱい好きな事をして満足してから終わりたいもの

だれだって
きっと
無謀なくらい
ヒッチハイクしてるはず 毎日 毎日

ため息などついたりあくびばっかり
退屈でものすごくつまらない日々さ

だけれど愛がある
金もある
何よりも夢がある
ただ運がない

ただそれだけで
僕という人間はうまくいってないだけ
うまく働かないだけ 運命の歯車がうまく回らない それだけさ

ヒッチハイクでゴー
ヒッチハイクでゴー
ヒッチハイクでゴー

毎日 自由に羽を伸ばしたまま
僕ら 札付きの自由な時間を掲げ
歩き出す 飛び立つ
まだはるか先の高い高い未来という屋根のうえへ 今飛び乗ってゆく

僕は! 確かに 今
踏み出したよ 言ったからね!
未来へまずは一歩から始めよう 思いっ切りはじけよう

木っ端微塵に砕けましょう
未来の空の上
まるで夏に見た夜空に咲き散る一瞬の花火みたいに

僕はこの人生を他人からどんな評価されたって
ただ好きに生きるよ
団体や見下す奴らから縛られながら稼げるのが常だとしても
ただ言いたいことは言わせてもらいます!

僕個人の権限として
権利所持者として!!

2008/08/01 (Fri)

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