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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2761] 明日へ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


せつない気持ちだけを残したまま
僕の土砂降りの恋は転がり落ちてゆく
傘を差しても雨は傘を突き抜けて
少しの穴からも入り込んで僕をぬらそうとさえする

とても憎いな

心がときに悲しい気持ちで満たされて
喜びの入る隙なんてなくなる日もある

そんなとき
どうすればいい
どうすればよかった?
君をなくして
あとで説いても

冷たい雨は降り止むこともなく降り続く
傘の花 咲き乱れて
いろんな色の傘の花に街が埋め尽くされ

どこか綺麗な景色

そう思えればまだ幸せ

悲しみの底に落ち着いて
和んでいる暇はないよ
さあ 扉を開けて飛び出すよ

新しい明日へ
誰かとともに
まばゆい明日へ。

2008/08/09 (Sat)

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