ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 愛を一言で

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2776] 愛を一言で
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深いまどろみに揺られて長い夢からもし覚めたら いちばん最初に瞳に映る人がいたら君がいい

だから僕は君を愛しているんだ
理屈やどんな言葉でも語れない 何者も超えられない
それが愛というものなのさ

愛の城壁を 超えていくのは ふたりの力でないと出来ない
だから お手を僕に
永久の姫君 僕に誓いのキスをしてみて

愛を一言であらわすのと同じくらいに難しいものなんだ
人を愛すって事はね
終わりの見えない時間の中で繰り返すのはばかな過ちと昨日への後悔ばかりだけど

それでも僕はその難しい愛をすごくかんたんな言葉でまとめたい

おこがましいけれど
僕らにはこの言葉が似合ってる
君も十分だっていってくれたから

もうなにも迷うことはないね
だからいうよ
だからいうよ
今 空にも届くように思いこめて

いうっていうより
歌うように 自然に
誰より愛すと決めた
この世界で唯一
愛してる 君だけに
いいたい言葉を

僕は今 贈ろう

渾身の思いで
されど一言でいえばかんたんな言葉
それだけに意味は絶大なもの

それは すなわち
それが つまり

とても 好かれる言葉
すごく 僕も好きな言葉

つぶやくだけで
君の笑顔も見れる
その場に輝きが生まれる

僕から君を見て
浮かんだ愛の見え方
見え方は人により様々だけど
心の瞳で見たままでつぶやくから

つまらないかもしれないけど
聞いていて
しばらく 言えなかった思い

今、言葉に変えていうよ

愛、それはすなわち君
愛、そのもの
やさしく麗しく美しい
答のない真実

僕はそれを見て
ただ単純に思った
綺麗だなとみとれてしまうほどに

愛は綺麗だった
それだけ
どうですか?あきれましたか?
でもそれが僕の出した答。

2008/08/17 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -