詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
歴史上に言葉というものが生まれた瞬間から
人はきっとそれを使って通達する手段を考えた
言葉というものがたとえ無くたって人はもっと別のもので会話してたのかな
すべての出来事には発端というものが必ずあって
説明できないものなんてないんだよ
そう信じていたいだけ
苛立つ感情がはじけて胸の奥に飛び散る
いま 言葉を僕らが使っているのはきっと最初から僕が詩人であるように
有名じゃなくても
それで金を稼げずにいても趣味の範囲でとどまらせてても
誰にも認められなくてもこれが僕の言葉
これが僕の作った詩だ
正しいんだよ
それでいいのさ
人はどうしても認められないとき ふさぎがちになってしまうが大丈夫
僕だけは味方
一番の理解者
さあ いざ行け
目標が見えなくとも
さあ 雨を裂き
空を僕色に染めてくれ
いまこそまさにその時
歴史上に僕という人間の存在を刻み込め!
ああ 身勝手なほどに
厚かましいくらいにこの存在を歌うんだ
そうだ 僕のこの声で
世界に鳴り響け!
無音のメロディー
唯一無二の
無色のオンガク
詩という名の歌
歌にするために作った言葉じゃなく
詩として終わる素敵な詩という名の歌
ルララルラ 風を巻き起こしていけ
不安・理不尽・悲しい涙・押しのけて
光へ 光へ ただ一方向に向かって
この暗い暗い洞窟を抜け出していけ
そこにすべりこめば
きっと僕は本当の意味での人の幸せを見るさ
そこへ行きさえすりゃ
僕は歴史人の仲間入り。
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